鹿児島県の災害一覧|桜島噴火・台風豪雨【市町村別危険度チェック】

都道府県別|災害傾向と防災対策

桜島は、今も噴火を続けています。2023年には年間で200回以上の噴火を観測し、降灰が鹿児島市、霧島市など広範囲に及びました。「また降灰か」。鹿児島県民にとって、火山灰は日常の一部です。しかし、大規模噴火が発生すれば、その被害は日常を遥かに超えます。

1914年1月12日、大正大噴火。桜島が大規模な噴火を起こし、大量の溶岩が流出しました。この噴火により、桜島と大隅半島が陸続きになりました。58名が犠牲になりました。火砕流と溶岩流が集落を飲み込み、多くの住民が避難を余儀なくされました。

あれから100年以上が経過しましたが、桜島は今も活発な火山活動を続けています。気象庁は、桜島の噴火警戒レベルを常に監視しており、レベルが上がれば、鹿児島市、垂水市など周辺地域で避難が必要になる可能性があります。

そして、台風と豪雨のリスク。鹿児島県は、台風の通り道に位置し、毎年複数の台風が接近・上陸します。2020年7月の豪雨では、球磨川の支流が氾濫し、鹿児島県でも浸水被害が発生しました。2019年の台風では、奄美大島で停電・断水が発生し、離島が孤立しました。

さらに、南海トラフ巨大地震と日向灘地震のリスク。鹿児島県では、最大震度6強の揺れが想定されています。鹿児島市、薩摩川内市など沿岸部では、最大5-10mの津波が想定されています。津波の到達時間は、地震発生から数分から数十分程度と予測されています。

加えて、離島の孤立リスク。奄美大島、種子島、屋久島など多くの離島を抱える鹿児島県では、台風時に航空便・船便が止まり、物資が届くまで数日から1週間以上遅れることがあります。

本記事では、鹿児島県で過去25年に起きた災害と、あなたの住む市町村の具体的なリスクを解説します。まず、あなたの地域の危険度を把握するところから始めてみましょう。



あなたの市町村の災害リスク診断【43市町村完全チェック】

鹿児島県の災害リスクは、地形によって大きく異なります。火山周辺の降灰・火砕流、沿岸部を襲う津波・高潮、河川流域を襲う洪水、山間部で発生する土砂災害、離島特有の孤立リスク。あなたの住む市町村がどのリスクに晒されているのか、以下の表で確認してみることが重要です。

🔴 超高リスク地域(複合災害が特に重複)

市町村地震津波火山台風豪雨土砂孤立最大の脅威
鹿児島市🟠 震度6強🔴 最大10m津波🔴 桜島🔴 超警戒🟠 甲突川🟠 警戒火山(桜島常時噴火)+津波+台風+降灰
霧島市🟠 震度6強🔴 霧島山🔴 超警戒🟠 天降川🟠 警戒火山(霧島山)+台風+河川氾濫+土砂
垂水市🟠 震度6強🔴 最大10m津波🔴 桜島🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒火山(桜島至近)+津波+台風+降灰
薩摩川内市🟠 震度6強🔴 最大5m津波🔴 超警戒🟠 川内川🟠 警戒津波+台風+河川氾濫+土砂

🟠 高リスク地域

市町村地震津波火山台風豪雨土砂孤立最大の脅威
奄美市🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒🔴 完全孤立台風+孤立+津波
指宿市🟠 震度6強🔴 最大5m津波🟠 開聞岳🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒津波+火山+台風
西之表市🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒🔴 完全孤立台風+孤立+津波
枕崎市🟠 震度6強🔴 最大5m津波🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒津波+台風+高潮
阿久根市🟠 震度6強🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒津波+台風+高潮
出水市🟠 震度6強🟠 津波到達🔴 超警戒🟠 米ノ津川🟠 警戒台風+河川氾濫+津波
伊佐市🟠 震度6弱🟠 警戒🟠 川内川🔴 超警戒🟠 孤立警戒台風+河川氾濫+土砂+孤立
姶良市🟠 震度6強🟡 注意🟠 桜島影響🔴 超警戒🟠 別府川🟠 警戒火山(降灰)+台風+河川氾濫
さつま町🟠 震度6弱🟠 警戒🟠 川内川🟠 警戒台風+河川氾濫+土砂
湧水町🟠 震度6弱🟠 警戒🟠 川内川🟠 警戒台風+河川氾濫+土砂
大崎町🟠 震度6強🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟡 注意台風+津波
東串良町🟠 震度6強🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟡 注意台風+津波
錦江町🟠 震度6強🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒台風+津波+土砂
南大隅町🟠 震度6強🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒🟠 孤立警戒台風+津波+土砂+孤立
肝付町🟠 震度6強🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒台風+津波+土砂
中種子町🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟡 注意🔴 完全孤立台風+孤立+津波
南種子町🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟡 注意🔴 完全孤立台風+孤立+津波
屋久島町🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟠 豪雨警戒🔴 超警戒🔴 完全孤立台風+孤立+土砂+豪雨
大和村🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒🔴 完全孤立台風+孤立+津波
宇検村🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒🔴 完全孤立台風+孤立+津波
瀬戸内町🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒🔴 完全孤立台風+孤立+津波
龍郷町🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒🔴 完全孤立台風+孤立+津波
喜界町🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟡 注意🔴 完全孤立台風+孤立+津波
徳之島町🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒🔴 完全孤立台風+孤立+津波
天城町🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒🔴 完全孤立台風+孤立+津波
伊仙町🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒🔴 完全孤立台風+孤立+津波
和泊町🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟡 注意🔴 完全孤立台風+孤立+津波
知名町🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟡 注意🔴 完全孤立台風+孤立+津波
与論町🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟡 注意🔴 完全孤立台風+孤立+津波
三島村🟠 震度6弱🟠 津波到達🟠 火山あり🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒🔴 完全孤立火山+台風+孤立+津波
十島村🟠 震度6弱🟠 津波到達🔴 火山あり🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒🔴 完全孤立火山+台風+孤立+津波
長島町🟠 震度6強🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒🟠 孤立警戒台風+津波+孤立
日置市🟠 震度6強🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒台風+津波+土砂
いちき串木野市🟠 震度6強🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒台風+津波+高潮
南さつま市🟠 震度6強🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒台風+津波+高潮
志布志市🟠 震度6強🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒台風+津波+高潮
南九州市🟠 震度6強🟠 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🟠 警戒台風+津波+土砂
曽於市🟠 震度6弱🟠 警戒🟠 大淀川🟠 警戒台風+河川氾濫+土砂

【凡例】 🔴:極めて高い|🟠:高い|🟡:注意が必要

【重要】 鹿児島県全域で台風のリスクがあります。桜島・霧島山周辺では火山、沿岸部では津波・高潮、離島では孤立。全市町村で最高レベルの備えが必要です。


🌋 火山リスク:桜島の常時噴火

桜島は、今も噴火を続けています。2023年には年間で200回以上の噴火を観測し、降灰が鹿児島市、霧島市、垂水市、姶良市など広範囲に及びました。

1914年1月12日、大正大噴火。桜島が大規模な噴火を起こし、大量の溶岩が流出しました。この噴火により、桜島と大隅半島が陸続きになりました。58名が犠牲になりました。火砕流と溶岩流が集落を飲み込み、多くの住民が避難を余儀なくされました。

気象庁は、桜島の噴火警戒レベルを常に監視しており、レベルが上がれば、鹿児島市、垂水市など周辺地域で避難が必要になる可能性があります。

霧島山(新燃岳、硫黄山)も活火山です。2011年、2017年、2018年に噴火し、降灰や火山ガスの被害が発生しました。霧島市、都城市(宮崎県)など周辺地域では、噴火に備えた準備が必要です。

開聞岳、薩摩硫黄島、口永良部島なども活火山です。火山噴火に備えて、防塵マスク、ゴーグル、ブルーシート、飲料水、非常食を用意しておきましょう。降灰により交通が遮断される可能性があるため、燃料は常に多めに確保しておくことが賢明です。

気象庁の噴火警戒レベルを定期的にチェックすることが大切です。レベルが上がったら、登山を控え、避難の準備を始めましょう。


🏠 地震・津波リスク:南海トラフと日向灘の脅威

南海トラフ巨大地震が発生した場合、鹿児島県では最大震度6強の揺れが想定されています。鹿児島市、薩摩川内市、枕崎市など沿岸部の市町で大きな揺れが予測されています。

鹿児島県沿岸部では、最大5-10mの津波が想定されています。鹿児島市では最大10m、薩摩川内市、枕崎市、指宿市では最大5mの津波が予測されています。

津波の到達時間は、地震発生から数分から数十分程度と予測されています。強い揺れを感じたら、沿岸部にいる方は速やかに高台へ避難することが重要です。「津波警報が出てから避難」では遅い可能性があります。

家具は固定していますか?耐震診断は受けましたか?非常持ち出し袋は玄関に置いていますか?地震への備えを進めていくことが大切です。


🌀 台風リスク:通り道に位置する脅威

鹿児島県は、台風の通り道に位置し、毎年複数の台風が接近・上陸します。特に夏から秋にかけて、強い台風が襲来する可能性が高い地域です。

2019年の台風では、奄美大島で停電・断水が発生し、離島が孤立しました。2020年の台風では、鹿児島市で停電が発生し、多くの住宅で屋根が飛ばされました。

台風接近時には、高潮や高波による浸水のリスクがあります。満潮の時刻と台風の接近が重なると、特に危険です。気象庁の高潮警報に注意し、早めに避難することを心がけましょう。

窓ガラスに飛散防止フィルムを貼っていますか?雨戸やシャッターは閉まりますか?ベランダの物は固定していますか?台風対策を確認しておきましょう。


🌧️ 豪雨・河川氾濫リスク:集中豪雨の脅威

2020年7月の豪雨では、球磨川の支流が氾濫し、鹿児島県でも浸水被害が発生しました。川内川、米ノ津川、大淀川など主要河川は、豪雨時に氾濫し、広範囲で浸水被害が発生する可能性があります。

川内川は、薩摩川内市、伊佐市、さつま町、湧水町を流れる主要河川です。豪雨時には氾濫のリスクがあります。

大雨が続いた時、川の水位が上がり始めた時、早めの避難を心がけることが大切です。警戒レベル3(高齢者等避難)が出る前に、自主避難を始めることを強く推奨します。

ハザードマップで自宅の浸水想定深を把握しておきましょう。1階が水没する可能性がありますか?避難場所と避難ルートを確認しておくことが不可欠です。


⛰️ 土砂災害リスク:山が崩れる瞬間

伊佐市、霧島市、南大隅町、屋久島町など山間部を抱える市町村では、豪雨時に土砂災害が発生しやすい地形です。土砂災害警戒区域に指定されている場所も多数あります。

崖の近く、沢沿い、急傾斜地にお住まいの方は、大雨が続いた時、山の様子を注意深く観察することが大切です。小石が落ちてくる、水が濁る、地鳴りがする。これらは土砂災害の前兆です。自治体の避難情報を待たずに、明るいうちに避難することを強くお勧めします。

💡 土砂災害ハザードマップは「わがまちハザードマップ」で確認できます。


🏝️ 離島の孤立リスク:物流ストップの現実

鹿児島県には多くの離島があります。奄美大島、種子島、屋久島、徳之島、沖永良部島、与論島、三島村、十島村。これらの離島では、台風時に航空便・船便が止まり、物資が届くまで数日から1週間以上遅れることがあります。

特に不足するものは、水、食料、医薬品、生鮮食品、燃料です。離島住民の方は、本土以上に備蓄を多めに準備する必要があります。最低7日分、可能なら10日分以上を目安にしてください。

持病の薬、常備薬は特に重要です。本土から届くまで時間がかかるため、普段より多めのストックを心がけてください。乳児用品(ミルク、おむつ)や生理用品など、代わりがききにくいものも同様です。

離島では、「物流ストップ」が前提です。日頃から、「もし明日から1週間、船も飛行機も来なかったら」という想定で備蓄を見直していってください。


鹿児島県の災害特性|なぜリスクが高いのか?

鹿児島県が複合的な災害リスクを抱える理由は、6つの要因が重なっているからです。

まず、桜島という常時噴火する活火山の存在。鹿児島市のすぐ近くに位置し、降灰は日常的です。大規模噴火が発生すれば、火砕流や溶岩流のリスクがあります。

次に、台風の通り道という地理的特性。毎年複数の台風が接近・上陸し、高潮、高波、豪雨、停電のリスクがあります。

さらに、南海トラフ巨大地震による津波のリスク。沿岸部では、最大5-10mの津波が想定されています。

そして、多数の活火山の存在。桜島、霧島山、開聞岳、薩摩硫黄島、口永良部島など複数の活火山があり、噴火のリスクが常にあります。

加えて、多数の離島という地理的特性。台風時に航空便・船便が止まり、物資が届くまで数日から1週間以上遅れることがあります。

最後に、豪雨と土砂災害のリスク。台風や梅雨前線により集中豪雨が発生しやすく、山間部では土砂災害が発生しやすい地形です。

この6つの要素が重なり、鹿児島県は「火山・台風・地震・津波・豪雨・土砂災害・離島孤立」の複合リスクを抱える地域なのです。


📱 公式情報を今すぐ確認しよう

災害から命を守るには、正確な情報を素早く入手することが不可欠です。以下の公式サービスを活用してみることが大切です。

鹿児島県防災Web では、避難情報、避難所の開設状況、気象警報、各市町村のハザードマップなどを提供しています。地震や豪雨、津波、火山、台風に関する情報や、災害発生時の行動指針も掲載されています。

また鹿児島県では、県が配信する緊急速報メールの配信 を、各携帯電話会社と連携して行なっています。

各市町村のハザードマップ も必ず確認しておきましょう。「鹿児島市 ハザードマップ」「霧島市 ハザードマップ」などで検索すれば、詳細な津波浸水想定区域や洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域、火山災害想定区域、避難場所を確認できます。

わがまちハザードマップ(国土交通省) は、住所を入力するだけで、津波、洪水、土砂のリスクを確認できる全国統一システムです。鹿児島県のすべての市町村に対応しています。

気象庁 火山情報 では、桜島、霧島山、開聞岳などの最新の火山活動状況を確認できます。噴火警戒レベルや降灰予報も提供されています。

これらを日頃から確認し、家族全員がアクセスできるようにしておくことが重要です。

公式の防災情報はこちらからすぐ確認👇
※アプリは家族全員・実家・離れて暮らす家族にも共有しておくと安心です。

🧭 お住まいの地域のハザードマップをチェック

「わがまちハザードマップ」では、全国の市区町村の洪水・津波・土砂災害などの
ハザードマップをまとめて確認できます。まずは自分の地域を検索してみましょう。

▶ わがまちハザードマップを開く

※都道府県 → 市区町村を選択して、最新のハザードマップを確認できます。


過去25年の主要災害|教訓を未来に活かす

桜島の常時噴火|降灰は日常

桜島は、今も噴火を続けています。2023年には年間で200回以上の噴火を観測し、降灰が鹿児島市、霧島市、垂水市、姶良市など広範囲に及びました。

「また降灰か」。鹿児島県民にとって、火山灰は日常の一部です。しかし、大規模噴火が発生すれば、その被害は日常を遥かに超えます。1914年の大正大噴火では、58名が犠牲になりました。

気象庁の噴火警戒レベルを定期的にチェックすることが大切です。レベルが上がったら、登山を控え、避難の準備を始めましょう。


2020年 豪雨災害|河川氾濫

2020年7月の豪雨では、球磨川の支流が氾濫し、鹿児島県でも浸水被害が発生しました。この豪雨は、「河川氾濫の恐怖」と「早期避難の重要性」を県民に再認識させました。

川内川など主要河川は、今も氾濫のリスクを抱えています。豪雨時には、川の水位が急上昇します。警戒レベル3(高齢者等避難)が出る前に、自主避難を始めることを強く推奨します。


今日からできる備え|命を守る3つのアクション

1. ハザードマップで自宅の危険度を確認する(5分)

「わがまちハザードマップ」または「お住まいの市町村名 ハザードマップ」で検索してみましょう。津波浸水想定区域、洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域、火山災害想定区域。この4つを確認することが重要です。

自宅が沿岸部にある場合は、津波浸水想定区域を確認してください。桜島・霧島山周辺にお住まいの場合は、火山災害想定区域を確認しましょう。避難場所と避難ルートを確認しておくことが不可欠です。


2. 避難場所までの時間を測る(30分)

実際に歩いて避難場所まで行ってみてください。スマホで時間を計測し、実際のルートを確認します。夜間、雨天時も想定してみましょう。高齢者や子供のペースで歩いた場合、何分かかりますか?

津波の場合は、時間との勝負です。地震発生から数分から数十分で避難を開始する必要があります。複数のルートを確保しておくことが求められます。


3. 家族で避難ルールを決める(10分)

「地震が来たらどこに集合するか」「津波警報が出たらどうするか」「桜島の噴火警戒レベルが上がったらどうするか」「台風が接近したらどうするか」「大雨で川が氾濫しそうな時はどうするか」。具体的な場所と行動を決めておきましょう。連絡手段も確認していきましょう。災害伝言ダイヤル171の使い方を、家族全員が知っていますか?

非常持ち出し袋は玄関に置いていますか?中身は確認しましたか?家具は固定していますか?7日分以上の備蓄はありますか(離島は10日分以上)?火山噴火に備えて防塵マスクとゴーグルは準備していますか?台風対策は万全ですか?できることから始めていきましょう。


まとめ|鹿児島県民が今すぐやるべきこと

鹿児島県は、火山、台風、地震、津波、豪雨、土砂災害、離島孤立の複合リスクを抱える地域です。桜島は今も噴火を続けており、降灰は日常です。2020年の豪雨では、河川氾濫が発生しました。

これらは、決して過去の話ではありません。次の災害は、明日かもしれません。

桜島が大規模噴火を起こせば、火砕流や溶岩流のリスクがあります。南海トラフ巨大地震が発生すれば、県全域で震度6強の揺れが想定されています。沿岸部では、最大5-10mの津波が想定されています。台風は、毎年複数が接近・上陸し、高潮、高波、豪雨、停電のリスクがあります。離島では、台風時に物流がストップし、数日から1週間以上孤立する可能性があります。

最低限の備蓄量

  • 水:7日分以上(離島は10日分以上)
  • 食料:7日分以上(離島は10日分以上)
  • 医薬品:普段より多めのストック
  • 火山対策:防塵マスク、ゴーグル、ブルーシート

今週やること

  • ハザードマップで自宅のリスクを確認
  • 津波避難場所と避難ルートを確認
  • 非常持ち出し袋の確認
  • 家族で避難ルールを確認
  • 7日分以上の備蓄を確認(離島は10日分以上)
  • 家具の固定
  • 火山噴火に備えて防塵マスクとゴーグルを準備
  • 台風対策(窓ガラス飛散防止フィルム、雨戸確認、ベランダ固定)
  • 離島の方は物資の多めの備蓄

備えに関する具体的なリストと、家族構成別の必要量については、以下の記事で詳しく解説しています。

📦 防災の全体像をまとめて確認したい方へ

各都道府県記事では地域特有のリスクを解説していますが、 まずは「最低限そろえるべき防災用品」を一覧で把握しておくことも重要です。

▶ 防災グッズ12点チェックリストを見る

活火山と台風の県、鹿児島。その特性を理解し、備えを進めていってください。それが、あなたと大切な人の命を守る第一歩です。


よくある質問(FAQ)

Q1. 鹿児島県で最も危険な災害は?

地域によって異なります。鹿児島市・垂水市など桜島周辺では火山噴火、沿岸部では津波・高潮、霧島市では霧島山噴火、離島では台風による孤立、山間部では土砂災害が代表的なリスクです。県全域で台風のリスクがあります。

Q2. 桜島が大規模噴火した場合、どう対応すべきですか?

防塵マスク、ゴーグル、ブルーシートを用意しておきましょう。降灰により交通が遮断される可能性があるため、燃料は常に多めに確保しておくことが賢明です。気象庁の噴火警戒レベルを定期的にチェックし、レベルが上がったら行政の避難指示に従ってください。1914年の大正大噴火では、58名が犠牲になりました。

Q3. 離島に住んでいる場合は、何を追加で備えるべき?

離島は物流ストップが前提です。水・食料に加えて、常備薬、持病の薬、乳児用品、生理用品、燃料など、代わりがききにくいものを多めに備えてください。可能であれば、10日分から2週間分を意識しましょう。

Q4. 台風接近時の対策は?

窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る、雨戸やシャッターを閉める、ベランダの物を固定する、燃料を満タンにする、7日分以上の備蓄を確認する。これらを台風接近前に必ず行ってください。気象庁の高潮警報に注意し、早めに避難することを心がけましょう。

Q5. 南海トラフ巨大地震が発生した場合、鹿児島県はどのくらいの被害が想定されますか?

県全域で震度6強の揺れが想定されています。沿岸部では、最大5-10mの津波が想定されています。鹿児島市では最大10mの津波が予測されています。津波の到達時間は、地震発生から数分から数十分程度と予測されています。

Q6. 桜島の降灰は日常的ですが、大規模噴火との違いは?

日常的な降灰は、数mm程度の火山灰が降る程度ですが、大規模噴火が発生すれば、火砕流や溶岩流のリスクがあります。1914年の大正大噴火では、火砕流と溶岩流が集落を飲み込み、58名が犠牲になりました。気象庁の噴火警戒レベルが上がったら、即座に避難する準備をしてください。


鹿児島県の災害・防災について、情報やご意見をお聞かせください。サイト自体も、さらに充実したものにいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました