滋賀県の災害一覧|琵琶湖氾濫・花折断層地震【市町村別危険度チェック】

都道府県別|災害傾向と防災対策

2013年9月、台風18号。記録的な豪雨が滋賀県を襲いました。琵琶湖の水位が急上昇し、大津市、高島市など沿岸部で浸水被害が発生しました。琵琶湖の水位は、観測史上2番目の高さを記録しました。「琵琶湖が氾濫する」。多くの県民が、初めてその可能性を実感しました。

琵琶湖は、日本最大の湖です。面積は約670km²、滋賀県の面積の約6分の1を占めます。通常、琵琶湖は穏やかな湖ですが、集中豪雨時には、周辺河川から大量の水が流れ込み、水位が急上昇します。水位が上昇すると、沿岸部で浸水被害が発生する可能性があります。

そして、活断層のリスク。滋賀県には、琵琶湖西岸断層帯、花折断層帯、野坂・集福寺断層帯など複数の活断層が存在します。特に琵琶湖西岸断層帯が動けば、大津市、高島市など琵琶湖西岸で最大震度7の揺れが想定されています。花折断層帯が動けば、大津市で最大震度7の揺れが予測されています。

2018年の大阪北部地震では、滋賀県でも震度5弱から震度5強の揺れを観測しました。隣接する大阪府で大地震が発生すれば、滋賀県も大きな揺れに襲われます。内陸県である滋賀県は、津波のリスクはありませんが、地震と豪雨のリスクは決して低くありません。

さらに、河川氾濫と土砂災害のリスク。野洲川、愛知川、安曇川など主要河川は、豪雨時に氾濫し、広範囲で浸水被害が発生する可能性があります。県北部や県東部の山間部では、豪雨時に土砂災害が発生しやすい地形です。

本記事では、滋賀県で過去25年に起きた災害と、あなたの住む市町の具体的なリスクを解説します。まず、あなたの地域の危険度を確認するところから始めてみてください。



あなたの市町の災害リスク診断【19市町完全チェック】

滋賀県の災害リスクは、地形によって大きく異なります。琵琶湖沿岸部を襲う浸水、活断層周辺を襲う地震、河川流域を襲う洪水、山間部で発生する土砂災害。あなたの住む市町がどのリスクに晒されているのか、以下の表で確認してみることが重要です。

🔴 超高リスク地域(複合災害が特に重複)

市町地震琵琶湖豪雨土砂最大の脅威
大津市🔴 震度7想定🟠 水位上昇🟠 瀬田川🔴 超警戒地震(琵琶湖西岸・花折断層)+琵琶湖+土砂
高島市🔴 震度7想定🟠 水位上昇🟠 安曇川🔴 超警戒地震(琵琶湖西岸断層)+琵琶湖+河川氾濫+土砂

🟠 高リスク地域

市町地震琵琶湖豪雨土砂最大の脅威
彦根市🟠 震度6強想定🟠 水位上昇🟠 犬上川🟠 警戒地震+琵琶湖+河川氾濫+土砂
長浜市🟠 震度6強想定🟠 水位上昇🟠 姉川🟠 警戒地震+琵琶湖+河川氾濫+土砂
近江八幡市🟠 震度6強想定🟠 水位上昇🟠 野洲川🟡 注意地震+琵琶湖+河川氾濫
草津市🟠 震度6強想定🟠 水位上昇🟠 草津川🟡 注意地震+琵琶湖+河川氾濫
守山市🟠 震度6強想定🟠 水位上昇🟠 野洲川🟡 注意地震+琵琶湖+河川氾濫
栗東市🟠 震度6強想定🟠 草津川🟠 警戒地震+河川氾濫+土砂
甲賀市🟠 震度6強想定🟠 野洲川🔴 超警戒地震+河川氾濫+土砂
野洲市🟠 震度6強想定🟠 水位上昇🟠 野洲川🟡 注意地震+琵琶湖+河川氾濫
湖南市🟠 震度6強想定🟠 野洲川🟠 警戒地震+河川氾濫+土砂
東近江市🟠 震度6強想定🟡 注意🟠 愛知川🟠 警戒地震+河川氾濫+土砂
米原市🟠 震度6強想定🟡 注意🟠 姉川🟠 警戒地震+河川氾濫+土砂
日野町🟠 震度6強想定🟠 日野川🟠 警戒地震+河川氾濫+土砂
竜王町🟠 震度6強想定🟠 日野川🟡 注意地震+河川氾濫
愛荘町🟠 震度6強想定🟡 注意🟠 愛知川🟠 警戒地震+河川氾濫+土砂
豊郷町🟠 震度6強想定🟡 注意🟡 注意🟡 注意地震
甲良町🟠 震度6強想定🟡 注意🟡 注意🟡 注意地震
多賀町🟠 震度6強想定🟠 犬上川🔴 超警戒地震+河川氾濫+土砂

【凡例】 🔴:極めて高い|🟠:高い|🟡:注意が必要

【重要】 滋賀県全域で地震のリスクがあります。特に琵琶湖西岸断層帯周辺では震度7、琵琶湖沿岸部では琵琶湖水位上昇、河川流域では河川氾濫、山間部では土砂災害。全市町で備えが求められます。


🏠 地震リスク:琵琶湖西岸断層帯と花折断層帯の脅威

滋賀県には、琵琶湖西岸断層帯、花折断層帯、野坂・集福寺断層帯など複数の活断層が存在します。特に琵琶湖西岸断層帯が動けば、大津市、高島市など琵琶湖西岸で最大震度7の揺れが想定されています。花折断層帯が動けば、大津市で最大震度7の揺れが予測されています。

震度7の揺れとは、立っていることができず、はわないと動けない揺れです。固定していない家具は倒れ、耐震性の低い建物は倒壊します。1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震。震度7を観測した地域では、甚大な被害が発生しました。

琵琶湖西岸断層帯は、琵琶湖の西岸に沿って南北に延びる活断層です。大津市、高島市の人口密集地を通過しており、この断層が動けば、甚大な被害が予想されます。

2018年の大阪北部地震では、滋賀県でも震度5弱から震度5強の揺れを観測しました。隣接する大阪府や京都府で大地震が発生すれば、滋賀県も大きな揺れに襲われます。

家具は固定していますか?耐震診断は受けましたか?非常持ち出し袋は玄関に置いていますか?地震への備えを進めていくことが大切です。


🌊 琵琶湖氾濫リスク:水位上昇の脅威

2013年9月、台風18号。記録的な豪雨が滋賀県を襲いました。琵琶湖の水位が急上昇し、大津市、高島市など沿岸部で浸水被害が発生しました。琵琶湖の水位は、観測史上2番目の高さを記録しました。

琵琶湖は、日本最大の湖です。通常、琵琶湖は穏やかな湖ですが、集中豪雨時には、周辺河川から大量の水が流れ込み、水位が急上昇します。水位が上昇すると、沿岸部で浸水被害が発生する可能性があります。

大津市、高島市、彦根市、長浜市、近江八幡市、草津市、守山市、野洲市など琵琶湖沿岸部にお住まいの方は、台風や集中豪雨時に琵琶湖の水位情報を確認することが重要です。

琵琶湖の水位上昇は、通常の河川氾濫とは異なります。水位が徐々に上昇し、数日間にわたって高い状態が続きます。早期避難が重要です。警戒レベル3(高齢者等避難)が出る前に、自主避難を始めることを推奨します。

ハザードマップで自宅の浸水想定深を把握しておきましょう。琵琶湖からの距離、標高を確認しておくことが不可欠です。


🌧️ 豪雨・河川氾濫リスク:野洲川の脅威

野洲川は、滋賀県を流れる主要河川です。全長約65km、甲賀市から琵琶湖に注ぎます。豪雨時には氾濫のリスクがあります。

野洲川は、甲賀市、湖南市、栗東市、守山市、野洲市を流れます。愛知川は、東近江市、愛荘町を流れます。安曇川は、高島市を流れます。日野川は、日野町、竜王町を流れます。姉川は、長浜市、米原市を流れます。

これらの河川流域にお住まいの方は、豪雨時に河川氾濫のリスクがあります。大雨が続いた時、川の水位が上がり始めた時、早めの避難を心がけることが大切です。警戒レベル3(高齢者等避難)が出る前に、自主避難を始めることを強く推奨します。

ハザードマップで自宅の浸水想定深を把握しておきましょう。1階が水没する可能性がありますか?避難場所と避難ルートを確認しておくことが不可欠です。


⛰️ 土砂災害リスク:山が崩れる瞬間

大津市、高島市、甲賀市、多賀町など山間部を抱える市町では、豪雨時に土砂災害が発生しやすい地形です。土砂災害警戒区域に指定されている場所も多数あります。

崖の近く、沢沿い、急傾斜地にお住まいの方は、大雨が続いた時、山の様子を注意深く観察することが大切です。小石が落ちてくる、水が濁る、地鳴りがする。これらは土砂災害の前兆です。自治体の避難情報を待たずに、明るいうちに避難することを強くお勧めします。

💡 土砂災害ハザードマップは「わがまちハザードマップ」で確認できます。


滋賀県の災害特性|なぜリスクが高いのか?

滋賀県が複合的な災害リスクを抱える理由は、4つの要因が重なっているからです。

まず、複数の活断層の存在。琵琶湖西岸断層帯、花折断層帯、野坂・集福寺断層帯など複数の活断層が県内を通過しています。特に琵琶湖西岸断層帯が動けば、大津市、高島市で最大震度7の揺れが想定されています。

次に、日本最大の湖・琵琶湖の存在。集中豪雨時には、周辺河川から大量の水が流れ込み、水位が急上昇します。2013年の台風18号では、観測史上2番目の水位を記録しました。

さらに、複数の主要河川の存在。野洲川、愛知川、安曇川、日野川、姉川など主要河川は、豪雨時に氾濫し、広範囲で浸水被害が発生する可能性があります。

最後に、山間部における土砂災害のリスク。県北部や県東部の山間部では、豪雨時に土砂災害が発生しやすい地形です。

この4つの要素が重なり、滋賀県は「地震・琵琶湖氾濫・河川氾濫・土砂災害」の複合リスクを抱える地域なのです。


📱 公式情報を今すぐ確認しよう

災害から命を守るには、正確な情報を素早く入手することが不可欠です。以下の公式サービスを活用してみることが大切です。

滋賀県防災ポータル では、避難情報、避難所の開設状況、気象警報、各市町のハザードマップなどを提供しています。地震や豪雨、琵琶湖水位に関する情報や、災害発生時の行動指針も掲載されています。

しらしが(しらせる滋賀情報サービス) は、滋賀県の防災情報メール配信サービスです。地震情報、気象警報、避難情報などをメールで受信できます。登録は無料です。

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※アプリは家族全員・実家・離れて暮らす家族にも共有しておくと安心です。

各市町のハザードマップ も必ず確認しておきましょう。「大津市 ハザードマップ」「高島市 ハザードマップ」などで検索すれば、詳細な洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域、避難場所を確認できます。

わがまちハザードマップ(国土交通省) は、住所を入力するだけで、洪水、土砂のリスクを確認できる全国統一システムです。滋賀県のすべての市町に対応しています。

🧭 お住まいの地域のハザードマップをチェック

「わがまちハザードマップ」では、全国の市区町村の洪水・津波・土砂災害などの
ハザードマップをまとめて確認できます。まずは自分の地域を検索してみましょう。

▶ わがまちハザードマップを開く

※都道府県 → 市区町村を選択して、最新のハザードマップを確認できます。

琵琶湖水位情報(滋賀県) では、琵琶湖の現在の水位をリアルタイムで確認できます。台風や集中豪雨時には、定期的にチェックすることをお勧めします。

これらを日頃から確認し、家族全員がアクセスできるようにしておくことが重要です。


過去25年の主要災害|教訓を未来に活かす

2013年 台風18号|琵琶湖水位上昇

2013年9月、台風18号。記録的な豪雨が滋賀県を襲いました。琵琶湖の水位が急上昇し、大津市、高島市など沿岸部で浸水被害が発生しました。琵琶湖の水位は、観測史上2番目の高さを記録しました。

この台風は、「琵琶湖が氾濫する可能性」を県民に認識させました。琵琶湖沿岸部にお住まいの方は、台風や集中豪雨時に琵琶湖の水位情報を確認することが重要です。水位が上昇し始めたら、早めの避難を心がけましょう。


2018年 大阪北部地震|滋賀県でも震度5強

2018年6月18日、大阪北部地震。マグニチュード6.1の地震が大阪府北部で発生しました。滋賀県でも大津市、草津市などで震度5弱から震度5強の揺れを観測しました。

この地震は、「隣接府県の地震が滋賀県にも影響を及ぼす」という事実を示しました。滋賀県には複数の活断層が存在します。琵琶湖西岸断層帯が動けば、最大震度7の揺れが想定されています。家具の固定、耐震診断、非常持ち出し袋の準備を進めていくことが大切です。


今日からできる備え|命を守る3つのアクション

1. ハザードマップで自宅の危険度を確認する(5分)

「わがまちハザードマップ」または「お住まいの市町名 ハザードマップ」で検索してみましょう。洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域、琵琶湖浸水想定区域。この3つを確認することが重要です。

自宅が河川の近くにある場合は、浸水想定深を把握しておきましょう。琵琶湖沿岸部にお住まいの場合は、琵琶湖浸水想定区域を確認してください。避難場所と避難ルートを確認しておくことが不可欠です。


2. 避難場所までの時間を測る(30分)

実際に歩いて避難場所まで行ってみてください。スマホで時間を計測し、実際のルートを確認します。夜間、雨天時も想定してみましょう。高齢者や子供のペースで歩いた場合、何分かかりますか?

琵琶湖の水位上昇は、通常の河川氾濫とは異なり、徐々に上昇します。早期避難が重要です。警戒レベルが上がったら、即座に避難することが求められます。


3. 家族で避難ルールを決める(10分)

「地震が来たらどこに集合するか」「大雨で琵琶湖の水位が上がり始めたらどうするか」「大雨で川が氾濫しそうな時はどうするか」「大雨で土砂災害の危険がある時はどうするか」。具体的な場所と行動を決めておきましょう。連絡手段も確認していきましょう。災害伝言ダイヤル171の使い方を、家族全員が知っていますか?

非常持ち出し袋は玄関に置いていますか?中身は確認しましたか?家具は固定していますか?7日分以上の備蓄はありますか?できることから始めていきましょう。


まとめ|滋賀県民が今すぐやるべきこと

滋賀県は、地震、琵琶湖氾濫、河川氾濫、土砂災害の複合リスクを抱える地域です。2013年の台風18号では、琵琶湖の水位が観測史上2番目の高さを記録しました。2018年の大阪北部地震では、滋賀県でも震度5強の揺れを観測しました。

これらは、決して過去の話ではありません。次の災害は、明日かもしれません。

琵琶湖西岸断層帯が動けば、大津市、高島市で最大震度7の揺れが想定されています。集中豪雨時には、琵琶湖の水位が急上昇し、沿岸部で浸水被害が発生する可能性があります。野洲川、愛知川、安曇川など主要河川は、豪雨時に氾濫し、広範囲で浸水被害が発生する可能性があります。山間部では、土砂災害により集落が孤立する可能性があります。

最低限の備蓄量

  • 水:7日分以上(山間部は10日分以上)
  • 食料:7日分以上(山間部は10日分以上)
  • 医薬品:普段より多めのストック

今週やること

  • ハザードマップで自宅のリスクを確認
  • 避難場所と避難ルートを確認
  • 非常持ち出し袋の確認
  • 家族で避難ルールを確認
  • 7日分以上の備蓄を確認
  • 家具の固定
  • 琵琶湖沿岸部の方は琵琶湖水位情報の確認方法を把握

備えに関する具体的なリストと、家族構成別の必要量については、以下の記事で詳しく解説しています。

📦 防災の全体像をまとめて確認したい方へ

各都道府県記事では地域特有のリスクを解説していますが、 まずは「最低限そろえるべき防災用品」を一覧で把握しておくことも重要です。

▶ 防災グッズ12点チェックリストを見る

日本最大の湖・琵琶湖を抱える滋賀県。その特性を理解し、備えを進めていってください。それが、あなたと大切な人の命を守る第一歩です。


よくある質問(FAQ)

Q1. 滋賀県で最も危険な災害は?

地域によって異なります。琵琶湖西岸(大津市・高島市)では地震(琵琶湖西岸断層帯、最大震度7)、琵琶湖沿岸部では琵琶湖水位上昇、河川流域では河川氾濫、山間部では土砂災害が代表的なリスクです。

Q2. 琵琶湖西岸断層帯が動いた場合、どのくらいの揺れが想定されますか?

大津市、高島市など琵琶湖西岸で最大震度7の揺れが想定されています。花折断層帯が動いた場合も、大津市で最大震度7の揺れが予測されています。甚大な被害が予想されます。

Q3. 琵琶湖の水位上昇による浸水リスクは?

2013年の台風18号では、琵琶湖の水位が観測史上2番目の高さを記録し、大津市、高島市など沿岸部で浸水被害が発生しました。集中豪雨時には、周辺河川から大量の水が流れ込み、水位が急上昇します。琵琶湖沿岸部にお住まいの方は、琵琶湖水位情報を定期的にチェックすることが重要です。

Q4. 野洲川、愛知川、安曇川沿いに住んでいます。洪水・氾濫発生時、まず何を確認すべき?

自治体からの「警戒レベル情報」をチェックしてみてください。高齢者など避難に時間がかかる人はレベル3、全員避難対象はレベル4が目安です。あらかじめハザードマップで自宅が浸水想定区域か確認し、該当する場合は事前に避難ルートと持ち出し品を準備しておくことが重要です。

Q5. 内陸県である滋賀県は、津波の心配はない?

はい、滋賀県は内陸県のため、津波のリスクはありません。しかし、地震、琵琶湖氾濫、河川氾濫、土砂災害のリスクは決して低くありません。特に琵琶湖西岸断層帯が動けば、最大震度7の揺れが想定されています。

Q6. 琵琶湖沿岸部に住んでいます。台風や集中豪雨時、何に注意すべき?

琵琶湖の水位情報をリアルタイムでチェックすることが重要です。水位が上昇し始めたら、早めの避難を心がけましょう。琵琶湖の水位上昇は、通常の河川氾濫とは異なり、徐々に上昇し、数日間にわたって高い状態が続きます。


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