東京都の災害一覧|首都直下地震・多摩豪雨【市区町村別危険度チェック】

都道府県別|災害傾向と防災対策

首都直下地震は、30年以内に70%の確率で発生すると予測されています。これは、明日来てもおかしくない確率です。東京都心南部直下地震が発生した場合、最大震度7の揺れが想定されています。区部の多くで震度6強から震度7の揺れが予測され、建物倒壊、火災、ライフライン寸断など、複合的な被害が同時多発する可能性があります。

想定される被害は、死者最大約6,150人、建物被害約19万4千棟、避難者最大約299万人。東京都だけでこれほどの被害が想定されている地域は、他にありません。特に木造住宅密集地域(木密地域)では、地震後の火災延焼により、被害が拡大する危険性が指摘されています。

2011年3月11日、東日本大震災。東京都でも震度5強を観測し、帰宅困難者が約352万人発生しました。鉄道が全面停止し、多くの人が徒歩で長時間かけて帰宅しました。エレベーターに閉じ込められた人、道路の大渋滞、コンビニの食料品売り切れ。「まさか東京でこれほどの混乱が起きるとは」。多くの都民が、大都市の脆弱性を実感しました。

そして、多摩地域の土砂災害・河川氾濫リスク。2019年10月の台風19号では、多摩川が氾濫危険水位を超え、世田谷区、大田区で内水氾濫が発生しました。青梅市、あきる野市など多摩西部の山間部では、土砂災害の危険性が高い地域です。

さらに、島嶼部特有のリスク。伊豆諸島、小笠原諸島では、台風による長期孤立、津波、火山噴火のリスクがあります。三宅島には今も活火山があり、2000年の噴火では全島避難が行われました。

本記事では、東京都で過去25年に起きた災害と、あなたの住む市区町村の具体的なリスクを解説します。まず、あなたの地域の危険度を確認するところから始めましょう。



あなたの市区町村の災害リスク診断【23区+多摩26市3町1村+島嶼部 完全チェック】

東京都の災害リスクは、地域によって大きく異なります。首都直下地震による建物倒壊・火災、木密地域の延焼、河川流域の氾濫、多摩西部の土砂災害、島嶼部の台風孤立・津波・火山。あなたの住む市区町村がどのリスクに晒されているのか、以下の表で確認することが重要です。

🔴 超高リスク地域(複合災害が特に重複)

市区町村地震木密延焼河川氾濫液状化最大の脅威
墨田区🔴 震度7想定🔴 超警戒🟠 荒川🟠 警戒地震+木密延焼+河川氾濫
荒川区🔴 震度7想定🔴 超警戒🟠 荒川🟠 警戒地震+木密延焼+河川氾濫
足立区🔴 震度7想定🟠 警戒🔴 荒川・中川🔴 超警戒地震+河川氾濫+液状化
江戸川区🔴 震度7想定🟠 警戒🔴 江戸川・荒川🔴 超警戒地震+河川氾濫(ゼロメートル地帯)+液状化
江東区🔴 震度7想定🟡 注意🔴 荒川🔴 超警戒地震+河川氾濫(ゼロメートル地帯)+液状化

🟠 高リスク地域(23区)

市区町村地震木密延焼河川氾濫液状化最大の脅威
世田谷区🟠 震度6強想定🟠 警戒🟠 多摩川(2019年被災)🟡 注意地震+木密延焼+河川氾濫
大田区🟠 震度6強想定🟠 警戒🔴 多摩川(2019年被災)🟠 警戒地震+河川氾濫+液状化
中野区🔴 震度7想定🔴 超警戒🟡 注意🟡 注意地震+木密延焼
杉並区🟠 震度6強想定🔴 超警戒🟡 注意🟡 注意地震+木密延焼
豊島区🔴 震度7想定🔴 超警戒🟡 注意🟡 注意地震+木密延焼
新宿区🔴 震度7想定🟠 警戒🟡 注意🟡 注意地震+木密延焼+都市機能集中
渋谷区🟠 震度6強想定🟠 警戒🟡 注意🟡 注意地震+帰宅困難者集中
中央区🟠 震度6強想定🟡 注意🟠 隅田川🔴 超警戒地震+河川氾濫+液状化
港区🟠 震度6強想定🟡 注意🟡 注意🟠 警戒地震+帰宅困難者集中+液状化
千代田区🟠 震度6強想定🟡 注意🟡 注意🟡 注意地震+首都機能集中+帰宅困難者
文京区🟠 震度6強想定🟠 警戒🟡 注意🟡 注意地震+木密延焼
台東区🔴 震度7想定🔴 超警戒🟠 隅田川🟠 警戒地震+木密延焼+河川氾濫
品川区🟠 震度6強想定🟠 警戒🟡 注意🟠 警戒地震+木密延焼+液状化
目黒区🟠 震度6強想定🟠 警戒🟡 注意🟡 注意地震+木密延焼
北区🔴 震度7想定🟠 警戒🟠 荒川🟠 警戒地震+河川氾濫+液状化
板橋区🔴 震度7想定🟠 警戒🟠 荒川🟠 警戒地震+河川氾濫+液状化
練馬区🟠 震度6強想定🟠 警戒🟡 注意🟡 注意地震+木密延焼
葛飾区🔴 震度7想定🟠 警戒🔴 江戸川・中川🔴 超警戒地震+河川氾濫(ゼロメートル地帯)+液状化

🟠 高リスク地域(多摩地域)

市区町村地震豪雨土砂孤立最大の脅威
八王子市🟠 震度6強想定🟠 浅川🔴 超警戒🟡 注意地震+河川氾濫+土砂
立川市🟠 震度6強想定🟠 多摩川🟡 注意地震+河川氾濫
武蔵野市🟠 震度6強想定🟡 注意🟡 注意地震
三鷹市🟠 震度6強想定🟡 注意🟡 注意地震
青梅市🟠 震度6弱想定🟠 多摩川🔴 超警戒🟠 孤立警戒地震+河川氾濫+土砂+孤立
府中市🟠 震度6強想定🟠 多摩川🟡 注意地震+河川氾濫
昭島市🟠 震度6強想定🟠 多摩川🟡 注意地震+河川氾濫
調布市🟠 震度6強想定🟠 多摩川🟡 注意地震+河川氾濫
町田市🟠 震度6強想定🟡 注意🔴 超警戒🟡 注意地震+土砂
小金井市🟠 震度6強想定🟡 注意🟡 注意地震
小平市🟠 震度6強想定🟡 注意🟡 注意地震
日野市🟠 震度6強想定🟠 浅川・多摩川🟠 警戒地震+河川氾濫+土砂
東村山市🟠 震度6強想定🟡 注意🟡 注意地震
国分寺市🟠 震度6強想定🟡 注意🟡 注意地震
国立市🟠 震度6強想定🟠 多摩川🟡 注意地震+河川氾濫
福生市🟠 震度6弱想定🟠 多摩川🟡 注意地震+河川氾濫
狛江市🟠 震度6強想定🔴 多摩川(2019年被災)🟡 注意地震+河川氾濫
東大和市🟠 震度6強想定🟡 注意🟠 警戒地震+土砂
清瀬市🟠 震度6強想定🟡 注意🟡 注意地震
東久留米市🟠 震度6強想定🟡 注意🟡 注意地震
武蔵村山市🟠 震度6強想定🟡 注意🟠 警戒地震+土砂
多摩市🟠 震度6強想定🟠 多摩川🟠 警戒地震+河川氾濫+土砂
稲城市🟠 震度6強想定🟠 多摩川🟠 警戒地震+河川氾濫+土砂
羽村市🟠 震度6弱想定🟠 多摩川🟡 注意地震+河川氾濫
あきる野市🟠 震度6弱想定🟠 秋川🔴 超警戒🟠 孤立警戒地震+河川氾濫+土砂+孤立
西東京市🟠 震度6強想定🟡 注意🟡 注意地震
瑞穂町🟠 震度6弱想定🟡 注意🟠 警戒地震+土砂
日の出町🟠 震度6弱想定🟡 注意🔴 超警戒🟠 孤立警戒地震+土砂+孤立
檜原村🟠 震度6弱想定🟡 注意🔴 超警戒🔴 完全孤立地震+土砂+孤立
奥多摩町🟠 震度6弱想定🟡 注意🔴 超警戒🔴 完全孤立地震+土砂+孤立

🏝️ 島嶼部(台風・津波・火山リスク)

市区町村地震津波台風火山孤立最大の脅威
大島町🟠 震度6弱想定🔴 津波到達🔴 超警戒🔴 三原山🔴 完全孤立火山+台風+孤立+津波
利島村🟠 震度6弱想定🔴 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🔴 完全孤立台風+孤立+津波
新島村🟠 震度6弱想定🔴 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🔴 完全孤立台風+孤立+津波
神津島村🟠 震度6弱想定🔴 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🔴 完全孤立台風+孤立+津波
三宅村🟠 震度6弱想定🔴 津波到達🔴 超警戒🔴 雄山(2000年全島避難)🔴 完全孤立火山+台風+孤立+津波
御蔵島村🟠 震度6弱想定🔴 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🔴 完全孤立台風+孤立+津波
八丈町🟠 震度6弱想定🔴 津波到達🔴 超警戒🟠 八丈富士🔴 完全孤立火山+台風+孤立+津波
青ヶ島村🟠 震度6弱想定🔴 津波到達🔴 超警戒🟠 青ヶ島🔴 完全孤立火山+台風+孤立+津波
小笠原村🟠 震度6弱想定🔴 津波到達🔴 超警戒🟡 注意🔴 完全孤立台風+孤立(本土まで船で24時間)+津波

【凡例】 🔴:極めて高い|🟠:高い|🟡:注意が必要

【重要】 東京都全域で首都直下地震のリスクがあります。区部では震度7と木密延焼、河川沿いでは氾濫と液状化、多摩西部では土砂災害、島嶼部では台風孤立・津波・火山。地域特性に応じた備えが不可欠です。


🏠 首都直下地震リスク:想定される被害の全貌

首都直下地震は、30年以内に70%の確率で発生すると予測されています。これは、明日来てもおかしくない確率です。想定されるモデルの中で最も被害が大きいとされる「都心南部直下地震」(M7.3)では、区部を中心に最大震度7の揺れが想定されています。

墨田区、荒川区、中野区、豊島区、新宿区、台東区、北区、板橋区、葛飾区、足立区、江戸川区など広範囲で震度7の揺れが予測されています。想定される被害は、死者最大約6,150人、建物被害約19万4千棟、避難者最大約299万人。帰宅困難者は最大約453万人に達すると想定されています。

震度7の揺れとは、立っていることができず、はわないと動けない揺れです。固定していない家具は倒れ、耐震性の低い建物は倒壊します。1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震。震度7を観測した地域では、甚大な被害が発生しました。

家具は固定していますか?耐震診断は受けましたか?非常持ち出し袋は玄関に置いていますか?在宅避難のための備蓄はありますか?首都直下地震は、いつ来てもおかしくありません。今日から備えを進めることが重要です。


🔥 木密地域の延焼リスク:地震後の火災という脅威

首都直下地震で最も恐れられているのが、木造住宅密集地域(木密地域)における地震後の火災延焼です。墨田区、荒川区、中野区、杉並区、豊島区、台東区など、老朽木造住宅が密集する地域では、地震により多数の建物が倒壊し、同時多発的に火災が発生する可能性があります。

道路が狭く、消防車が入れない地域も多く、初期消火が困難になることが想定されています。1923年の関東大震災では、火災による死者が地震全体の犠牲者の大部分を占めました。木密地域では、この教訓が今も重くのしかかっています。

木密地域にお住まいの方は、感震ブレーカーの設置、住宅用消火器の準備、ご近所との協力体制の構築が特に重要です。地震発生後、通電火災を防ぐため、避難時にはブレーカーを落とすことを徹底しましょう。


🌊 河川氾濫・ゼロメートル地帯のリスク:多摩川と江東5区

2019年10月、台風19号。記録的な豪雨が東京都を襲いました。多摩川が氾濫危険水位を超え、世田谷区、大田区、狛江市などで内水氾濫が発生しました。狛江市では多摩川の堤防が一部決壊し、住宅が流出しました。

江東区、江戸川区、墨田区、葛飾区、足立区、中央区、港区の一部は、「江東5区」と呼ばれるゼロメートル地帯(海抜0m以下)が広がっています。荒川や江戸川が氾濫した場合、広範囲かつ長期間にわたって浸水する可能性があります。江東5区は、大規模水害時には「広域避難」が必要になるとされており、区外への早期避難が推奨されています。

多摩川、荒川、江戸川、隅田川、中川など主要河川流域にお住まいの方は、大雨が続いた時、川の水位が上がり始めた時、早めの避難を心がけることが大切です。ハザードマップで自宅の浸水想定深を確認しておきましょう。


⛰️ 多摩西部の土砂災害・孤立リスク

八王子市、青梅市、あきる野市、日の出町、檜原村、奥多摩町など多摩西部の山間部では、豪雨時に土砂災害が発生しやすい地形です。土砂災害警戒区域に指定されている場所も多数あります。

檜原村、奥多摩町は、道路が寸断されれば集落が完全に孤立する可能性があります。山間部にお住まいの方は、最低7日分以上の備蓄を心がけましょう。

崖の近く、沢沿い、急傾斜地にお住まいの方は、大雨が続いた時、山の様子を注意深く観察することが大切です。自治体の避難情報を待たずに、明るいうちに避難することを強くお勧めします。


🏝️ 島嶼部の脅威:台風孤立・津波・活火山

伊豆諸島、小笠原諸島には、多くの活火山があります。三宅島の雄山では、2000年の噴火で全島民が島外避難を余儀なくされ、避難生活は4年半以上に及びました。大島の三原山、八丈島の八丈富士も活火山です。

島嶼部では、台風接近時に船便・航空便が停止し、数日間孤立することが日常的にあります。小笠原村は本土から船で約24時間かかり、台風時にはさらに長期間の孤立を覚悟する必要があります。

島嶼部にお住まいの方、旅行で訪れる方は、最低7日分以上の水・食料・医薬品を備え、噴火警戒レベルと気象情報を常にチェックすることが重要です。

💡 土砂災害・浸水ハザードマップは「わがまちハザードマップ」で確認できます。


東京都の災害特性|なぜリスクが高いのか?

東京都が複合的な災害リスクを抱える理由は、5つの要因が重なっているからです。

まず、首都機能と人口が極度に集中していること。首都直下地震が発生すれば、死者最大約6,150人、避難者最大約299万人、帰宅困難者最大約453万人という甚大な被害が想定されています。

次に、木造住宅密集地域の存在。墨田区、荒川区、中野区、杉並区、豊島区など木密地域では、地震後の火災延焼リスクが特に高い地域です。

さらに、江東5区に代表されるゼロメートル地帯の存在。荒川・江戸川が氾濫すれば、広範囲かつ長期間の浸水が想定され、区外への広域避難が必要になる可能性があります。

そして、多摩西部の急峻な地形。豪雨時には土砂災害が発生しやすく、檜原村や奥多摩町では集落の孤立リスクがあります。

最後に、島嶼部という特殊な地理的環境。活火山、台風による長期孤立、津波のリスクを同時に抱えています。

この5つの要素が重なり、東京都は「首都直下地震・木密延焼・河川氾濫・土砂災害・島嶼部孤立」という、他県にはない複合リスクを抱える地域なのです。


📱 公式情報を今すぐ確認しよう

災害から命を守るには、正確な情報を素早く入手することが不可欠です。以下の公式サービスを活用していくことが大切です。

東京都防災ホームページ では、避難情報、避難所の開設状況、気象警報、各市区町村のハザードマップなどを提供しています。地震や豪雨、津波に関する情報や、災害発生時の行動指針も掲載されています。

東京都防災アプリ は、東京都の防災情報アプリです。地震情報、気象警報、避難情報、津波情報などをスマートフォンで受信できます。ダウンロードは無料です。

公式の防災情報はこちらからすぐ確認👇
※アプリは家族全員・実家・離れて暮らす家族にも共有しておくと安心です。

各市区町村のハザードマップ も必ず確認しておきましょう。「墨田区 ハザードマップ」「八王子市 ハザードマップ」などで検索すれば、詳細な洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域、液状化予測、避難場所を確認できます。

わがまちハザードマップ(国土交通省) は、住所を入力するだけで、洪水、土砂のリスクを確認できる全国統一システムです。東京都のすべての市区町村に対応しています。

🧭 お住まいの地域のハザードマップをチェック

「わがまちハザードマップ」で、まず自宅の危険度を確認しましょう。
👇1分ですぐ判定できます。

▶ わがまちハザードマップを開く

※都道府県 → 市区町村を選択して、最新のハザードマップを確認できます。

気象庁 火山情報 では、三宅島、大島、八丈島などの最新の火山活動状況を確認できます。

これらを日頃から確認し、家族全員がアクセスできるようにしておくことが重要です。


過去25年の主要災害|教訓を未来に活かす

2019年 台風19号|多摩川氾濫と内水氾濫

2019年10月、台風19号。記録的な豪雨が東京都を襲いました。多摩川が氾濫危険水位を超え、世田谷区、大田区、狛江市などで内水氾濫や堤防決壊が発生しました。狛江市では住宅が流出する被害が出ました。

この台風は、「多摩川氾濫の可能性」と「ゼロメートル地帯の広域避難の必要性」を都民に再認識させました。河川流域にお住まいの方は、大雨が続いた時、早めの避難を心がけることが大切です。


2011年 東日本大震災|帰宅困難者352万人

2011年3月11日、東日本大震災。東京都でも震度5強を観測し、帰宅困難者が約352万人発生しました。鉄道が全面停止し、多くの人が徒歩で長時間かけて帰宅しました。

この地震は、「大都市における帰宅困難の脅威」を都民に突きつけました。職場や外出先での備蓄、徒歩帰宅の準備、家族との連絡手段の確認が重要です。無理に帰宅せず、一時滞在施設に留まる判断も大切です。


2000年 三宅島噴火|全島避難

2000年、三宅島の雄山が噴火しました。有毒な火山ガスの発生が続き、全島民が島外への避難を余儀なくされました。避難生活は4年半以上に及びました。

この噴火は、「島嶼部の火山リスク」を都民に示しました。伊豆諸島の島々は、今も活火山を抱えています。気象庁の噴火警戒レベルを定期的にチェックすることが大切です。


今日からできる備え|命を守る3つのアクション

1. ハザードマップで自宅の危険度を確認する(5分)

「わがまちハザードマップ」または「お住まいの市区町村名 ハザードマップ」で検索していきましょう。洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域、液状化予測、木密地域か否か。自分の地域特性を確認することが重要です。

江東5区など浸水想定区域にお住まいの場合は、広域避難の考え方も確認しておきましょう。避難場所と避難ルートを確認しておくことが不可欠です。


2. 在宅避難・帰宅困難への備えを進める(30分)

首都直下地震では、避難所がすぐに満員になる可能性が高く、「在宅避難」が基本方針とされています。自宅が無事であれば、在宅避難を前提に7日分以上の備蓄を確認しましょう。

職場や外出先での被災に備えて、職場にも簡易な備蓄(水、食料、歩きやすい靴)を置いておくことをお勧めします。無理な徒歩帰宅は危険を伴うため、一時滞在施設の場所も確認しておきましょう。


3. 家族で避難ルールを決める(10分)

「地震が来たらどこに集合するか」「帰宅困難になったらどう連絡を取るか」「川が氾濫しそうな時はどうするか」。具体的な場所と行動を決めておきましょう。連絡手段も確認していきましょう。災害用伝言ダイヤル171の使い方を、家族全員が知っていますか?

非常持ち出し袋は玄関に置いていますか?中身は確認しましたか?家具は固定していますか?感震ブレーカーは設置していますか?7日分以上の備蓄はありますか?できることから始めていきましょう。


まとめ|東京都民が今すぐやるべきこと

東京都は、首都直下地震、木密延焼、河川氾濫、土砂災害、島嶼部の火山・孤立という複合リスクを抱える地域です。2019年の台風19号では、多摩川流域で甚大な浸水被害が発生しました。2011年の東日本大震災では、約352万人の帰宅困難者が発生しました。

これらは、決して過去の話ではありません。次の首都直下地震は、明日来るかもしれません。

首都直下地震が発生すれば、区部を中心に最大震度7の揺れが想定されています。木密地域では、地震後の火災延焼リスクがあります。江東5区などゼロメートル地帯では、大規模水害時に広域避難が必要になる可能性があります。多摩西部の山間部では、土砂災害により集落が孤立する可能性があります。島嶼部では、台風による長期孤立や火山噴火のリスクがあります。

最低限の備蓄量

  • 水:7日分以上
  • 食料:7日分以上
  • 医薬品:普段より多めのストック
  • 感震ブレーカー、住宅用消火器(木密地域は特に重要)

今週やること

  • ハザードマップで自宅のリスクを確認
  • 在宅避難のための備蓄を確認
  • 非常持ち出し袋の確認
  • 家族で避難・連絡ルールを確認
  • 7日分以上の備蓄を確認
  • 家具の固定・感震ブレーカーの設置
  • 職場での簡易備蓄の準備

備えに関する具体的なリストと、家族構成別の必要量については、以下の記事で詳しく解説しています。

📦 防災の全体像をまとめて確認したい方へ

各都道府県記事では地域特有のリスクを解説していますが、 まずは「最低限そろえるべき防災用品」を一覧で把握しておくことも重要です。

▶ 防災グッズ12点チェックリストを見る

日本の首都・東京。その特性を理解し、備えを進めていってください。それが、あなたと大切な人の命を守る第一歩です。


よくある質問(FAQ)

Q1. 東京都で最も危険な災害は?

首都直下地震です。都心南部直下地震(M7.3)が発生した場合、死者最大約6,150人、建物被害約19万4千棟、避難者最大約299万人という甚大な被害が想定されています。木密地域では地震後の火災延焼、ゼロメートル地帯では河川氾濫、島嶼部では台風孤立・火山が代表的なリスクです。

Q2. 首都直下地震が発生した場合、どこに避難すべきですか?

自宅が無事であれば、避難所ではなく「在宅避難」が基本方針です。避難所はすぐに満員になる可能性が高いためです。7日分以上の備蓄を自宅に準備し、家具の固定、感震ブレーカーの設置を進めておきましょう。

Q3. 木密地域とは何ですか?なぜ危険なのですか?

木造住宅密集地域の略で、老朽木造住宅が密集し、道路が狭い地域を指します。墨田区、荒川区、中野区、杉並区、豊島区などに多く見られます。地震により建物が倒壊し、同時多発的に火災が発生した場合、消防車が入れず延焼が拡大する危険性があります。

Q4. 江東5区(江東区・江戸川区・墨田区・葛飾区・足立区)に住んでいます。何に注意すべきですか?

この地域はゼロメートル地帯(海抜0m以下)が広がり、荒川や江戸川が氾濫すれば広範囲かつ長期間の浸水が想定されています。大規模水害の危険が迫った際は、区が「広域避難」を呼びかける場合があります。日頃から広域避難の考え方とハザードマップを確認しておきましょう。

Q5. 帰宅困難になった場合、どうすればいいですか?

無理に徒歩で帰宅しようとせず、一時滞在施設に留まる判断が重要です。2011年の東日本大震災では、約352万人の帰宅困難者が発生し、鉄道が全面停止しました。職場に水・食料・歩きやすい靴を備蓄し、家族との連絡手段(災害用伝言ダイヤル171など)を確認しておきましょう。

Q6. 島嶼部(伊豆諸島・小笠原諸島)に住んでいる、または旅行する場合の注意点は?

台風時には船便・航空便が停止し、数日から1週間以上孤立する可能性があります。三宅島、大島、八丈島には活火山があり、噴火警戒レベルの確認が重要です。最低7日分以上の水・食料・医薬品を備え、気象情報を常にチェックすることをお勧めします。


東京都の災害・防災について、情報やご意見をお聞かせください。サイト自体も、さらに充実したものにいたします。

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