2017年7月5日、九州北部豪雨。福岡県朝倉市を中心に、記録的な豪雨が発生しました。時間雨量は100mmを超え、山間部では土砂災害が多発しました。朝倉市や東峰村では、多くの住宅が土砂に飲み込まれ、道路が寸断され、集落が孤立しました。37名が犠牲になりました。「まさか福岡でこんな被害が」。多くの県民が、土砂災害の恐怖を知りました。
福岡県は、梅雨や台風の時期に集中豪雨が発生しやすい地域です。特に県南部の山間部では、急峻な地形により土砂災害のリスクが高く、豪雨時には崖崩れや土石流が発生しやすい地域です。
そして、2005年の福岡県西方沖地震。マグニチュード7.0の地震が福岡市の北西沖で発生しました。福岡市や前原市(現・糸島市)で震度6弱を観測し、多くの建物が損壊しました。1名が犠牲になり、多数の負傷者が出ました。「福岡は地震が少ないと思っていた」。多くの県民が、地震のリスクを認識しました。
福岡県には、警固断層帯という活断層が存在します。福岡市の中心部を縦断するこの断層が動けば、最大震度7の揺れが想定されています。人口密集地で大きな揺れが発生すれば、甚大な被害が予想されます。
さらに、河川氾濫のリスク。筑後川、遠賀川など主要河川は、豪雨時に氾濫し、福岡市、久留米市、大牟田市、飯塚市など低地部で浸水被害が発生する可能性があります。
加えて、玄界灘に面した地理的特性。福岡市、北九州市など沿岸部では、台風接近時に高潮や高波による浸水被害が発生する可能性があります。
本記事では、福岡県で過去25年に起きた災害と、あなたの住む市町村の具体的なリスクを解説します。まず、あなたの地域の危険度を確認してください。

あなたの市町村の災害リスク診断【60市町村完全チェック】
福岡県の災害リスクは、地形によって大きく異なります。都市部を襲う地震・高潮、山間部で発生する土砂災害、河川流域を襲う洪水。あなたの住む市町村がどのリスクに晒されているのか、以下の表で確認してください。
🔴 超高リスク地域(複合災害が特に重複)
| 市町村 | 地震 | 高潮 | 豪雨 | 土砂 | 最大の脅威 |
|---|---|---|---|---|---|
| 福岡市 | 🔴 震度7想定 | 🔴 高潮警戒 | 🟠 御笠川・那珂川 | 🟠 警戒 | 地震(警固断層)+高潮+河川氾濫 |
| 北九州市 | 🟠 震度6弱想定 | 🔴 高潮警戒 | 🟠 紫川 | 🟠 警戒 | 地震+高潮+河川氾濫 |
| 朝倉市 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🔴 筑後川氾濫 | 🔴 超警戒 | 豪雨+土砂災害+河川氾濫 |
| 久留米市 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🔴 筑後川氾濫 | 🟠 警戒 | 地震+河川氾濫+土砂 |
| 大牟田市 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🔴 筑後川氾濫 | 🟡 注意 | 地震+高潮+河川氾濫 |
🟠 高リスク地域
| 市町村 | 地震 | 高潮 | 豪雨 | 土砂 | 最大の脅威 |
|---|---|---|---|---|---|
| 飯塚市 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 遠賀川 | 🔴 超警戒 | 地震+河川氾濫+土砂 |
| 春日市 | 🔴 震度7想定 | – | 🟠 御笠川 | 🟡 注意 | 地震(警固断層)+河川氾濫 |
| 大野城市 | 🔴 震度7想定 | – | 🟠 御笠川 | 🟡 注意 | 地震(警固断層)+河川氾濫 |
| 宗像市 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 地震+高潮+土砂 |
| 太宰府市 | 🔴 震度7想定 | – | 🟠 御笠川 | 🟠 警戒 | 地震(警固断層)+河川氾濫+土砂 |
| 糸島市 | 🔴 震度7想定 | 🟠 高潮警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 地震(警固断層)+高潮+土砂 |
| 古賀市 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🟡 注意 | 🟡 注意 | 地震+高潮 |
| 福津市 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🟡 注意 | 🟡 注意 | 地震+高潮 |
| うきは市 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 筑後川 | 🔴 超警戒 | 地震+河川氾濫+土砂 |
| 宮若市 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 犬鳴川 | 🟠 警戒 | 地震+河川氾濫+土砂 |
| 嘉麻市 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 遠賀川 | 🔴 超警戒 | 地震+河川氾濫+土砂 |
| 朝倉郡筑前町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 筑後川 | 🟠 警戒 | 地震+河川氾濫+土砂 |
| 朝倉郡東峰村 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 大肥川 | 🔴 超警戒 | 豪雨+土砂災害+孤立 |
| 三井郡大刀洗町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 筑後川 | 🟡 注意 | 地震+河川氾濫 |
| 三潴郡大木町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🔴 筑後川氾濫 | 🟡 注意 | 地震+河川氾濫 |
| 八女郡広川町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 筑後川 | 🟠 警戒 | 地震+河川氾濫+土砂 |
| 田川郡香春町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 地震+土砂 |
| 田川郡添田町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟡 注意 | 🔴 超警戒 | 地震+土砂+孤立 |
| 田川郡糸田町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 地震+土砂 |
| 田川郡川崎町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟡 注意 | 🔴 超警戒 | 地震+土砂+孤立 |
| 田川郡大任町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 地震+土砂 |
| 田川郡赤村 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟡 注意 | 🔴 超警戒 | 地震+土砂+孤立 |
| 田川郡福智町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 地震+土砂 |
| 京都郡苅田町 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🟡 注意 | 🟡 注意 | 地震+高潮 |
| 京都郡みやこ町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 地震+土砂 |
| 築上郡吉富町 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🟠 山国川 | 🟡 注意 | 地震+高潮+河川氾濫 |
| 築上郡上毛町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 山国川 | 🟠 警戒 | 地震+河川氾濫+土砂 |
| 築上郡築上町 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🟠 山国川 | 🟠 警戒 | 地震+高潮+河川氾濫+土砂 |
| 直方市 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 遠賀川 | 🟠 警戒 | 地震+河川氾濫+土砂 |
| 田川市 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 地震+土砂 |
| 柳川市 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🔴 筑後川氾濫 | 🟡 注意 | 地震+高潮+河川氾濫 |
| 八女市 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 筑後川・矢部川 | 🔴 超警戒 | 地震+河川氾濫+土砂 |
| 筑後市 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🔴 筑後川氾濫 | 🟡 注意 | 地震+河川氾濫 |
| 大川市 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🔴 筑後川氾濫 | 🟡 注意 | 地震+高潮+河川氾濫 |
| 行橋市 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🟠 今川 | 🟠 警戒 | 地震+高潮+河川氾濫+土砂 |
| 豊前市 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🟠 山国川 | 🟠 警戒 | 地震+高潮+河川氾濫+土砂 |
| 中間市 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 遠賀川 | 🟡 注意 | 地震+河川氾濫 |
| 小郡市 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 宝満川 | 🟡 注意 | 地震+河川氾濫 |
| 筑紫野市 | 🔴 震度7想定 | – | 🟠 御笠川・宝満川 | 🟠 警戒 | 地震(警固断層)+河川氾濫+土砂 |
| 那珂川市 | 🔴 震度7想定 | – | 🟠 那珂川 | 🟠 警戒 | 地震(警固断層)+河川氾濫+土砂 |
| 遠賀郡芦屋町 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🟡 注意 | 🟡 注意 | 地震+高潮 |
| 遠賀郡水巻町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 遠賀川 | 🟡 注意 | 地震+河川氾濫 |
| 遠賀郡岡垣町 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 地震+高潮+土砂 |
| 遠賀郡遠賀町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 遠賀川 | 🟡 注意 | 地震+河川氾濫 |
| 鞍手郡小竹町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 遠賀川 | 🟠 警戒 | 地震+河川氾濫+土砂 |
| 鞍手郡鞍手町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 遠賀川 | 🟠 警戒 | 地震+河川氾濫+土砂 |
| 嘉穂郡桂川町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 穂波川 | 🟡 注意 | 地震+河川氾濫 |
| 糟屋郡宇美町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 宇美川 | 🟠 警戒 | 地震+河川氾濫+土砂 |
| 糟屋郡篠栗町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 地震+土砂 |
| 糟屋郡志免町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 御笠川 | 🟡 注意 | 地震+河川氾濫 |
| 糟屋郡須恵町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 須恵川 | 🟡 注意 | 地震+河川氾濫 |
| 糟屋郡新宮町 | 🟠 震度6弱想定 | 🟠 高潮警戒 | 🟡 注意 | 🟡 注意 | 地震+高潮 |
| 糟屋郡久山町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 地震+土砂 |
| 糟屋郡粕屋町 | 🟠 震度6弱想定 | – | 🟠 須恵川 | 🟡 注意 | 地震+河川氾濫 |
【凡例】 🔴:極めて高い|🟠:高い|🟡:注意が必要
【重要】 福岡県全域で地震のリスクがあります。特に警固断層帯周辺では震度7、沿岸部では高潮、山間部では土砂災害。全市町村で備えが必須です。
🏠 地震リスク:警固断層帯の脅威
2005年3月20日、福岡県西方沖地震。マグニチュード7.0の地震が福岡市の北西沖で発生しました。福岡市や前原市(現・糸島市)で震度6弱を観測し、多くの建物が損壊しました。1名が犠牲になり、多数の負傷者が出ました。
この地震は、「福岡も地震のリスクがある」という認識を県民に広めました。それまで「福岡は地震が少ない」と思われていましたが、実際には大きな地震が発生しました。
福岡県には、警固断層帯という活断層が存在します。福岡市の中心部を縦断するこの断層は、全長約55km。この断層が動けば、最大震度7の揺れが想定されています。
福岡市、春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川市、糸島市など警固断層帯周辺では、震度7の揺れが予測されています。人口密集地で大きな揺れが発生すれば、甚大な被害が予想されます。
震源が近いため、初期微動継続時間(P波からS波までの時間)が短く、緊急地震速報が間に合わない可能性があります。揺れを感じてから逃げるのでは間に合いません。事前の備えが、命を守る唯一の方法です。
家具は固定していますか?耐震診断は受けましたか?非常持ち出し袋は玄関に置いていますか?2005年の教訓を、今日の備えに活かしてください。
🌧️ 豪雨・河川氾濫リスク:筑後川の脅威
2017年7月5日、九州北部豪雨。福岡県朝倉市を中心に、記録的な豪雨が発生しました。時間雨量は100mmを超え、山間部では土砂災害が多発しました。朝倉市や東峰村では、多くの住宅が土砂に飲み込まれ、道路が寸断され、集落が孤立しました。37名が犠牲になりました。
筑後川は、九州最大の河川です。全長143km、流域面積2,860km²。福岡県南部の多くの市町村を流れ、豪雨時には広範囲で氾濫のリスクがあります。久留米市、朝倉市、大牟田市、柳川市、筑後市、大川市、うきは市、大木町など、筑後川流域に位置する市町村では、水害への備えが必要です。
遠賀川も、福岡県北部を流れる主要河川です。飯塚市、直方市、中間市、嘉麻市など流域では、豪雨時に氾濫のリスクがあります。
大雨が続いた時、川の水位が上がり始めた時、早めの避難を心がけてください。警戒レベル3(高齢者等避難)が出る前に、自主避難を始めることが重要です。
ハザードマップで自宅の浸水想定深を確認してください。1階が水没する可能性がありますか?避難場所と避難ルートを確認してください。
⛰️ 土砂災害リスク:山が崩れる瞬間
2017年7月5日、九州北部豪雨。朝倉市や東峰村では、山間部で土砂災害が多発しました。崖崩れや土石流により、多くの住宅が土砂に飲み込まれました。37名が犠牲になりました。
朝倉市、東峰村、八女市、うきは市、飯塚市、嘉麻市、添田町、川崎町、赤村など山間部では、豪雨時に土砂災害が発生しやすい地形です。土砂災害警戒区域に指定されている場所も多数あります。
崖の近く、沢沿い、急傾斜地にお住まいの方は、大雨が続いた時、山の様子を注意深く観察してください。小石が落ちてくる、水が濁る、地鳴りがする。これらは土砂災害の前兆です。自治体の避難情報を待たずに、明るいうちに避難してください。
💡 土砂災害ハザードマップは「わがまちハザードマップ」で確認できます。
🌊 高潮リスク:台風の脅威
福岡県は、玄界灘に面した地理的特性により、台風接近時に高潮や高波による浸水被害が発生する可能性があります。
福岡市、北九州市、大牟田市、柳川市、大川市、宗像市、古賀市、福津市、糸島市、苅田町など沿岸部では、台風接近時に高潮による浸水のリスクがあります。
高潮は、台風による気圧低下と強風により、海面が異常に上昇する現象です。満潮の時刻と台風の接近が重なると、特に危険です。気象庁の高潮警報に注意し、早めに避難してください。
福岡県の災害特性|なぜリスクが高いのか?
福岡県が複合的な災害リスクを抱える理由は、4つの要因が重なっているからです。
まず、警固断層帯という活断層の存在。福岡市の中心部を縦断するこの断層が動けば、最大震度7の揺れが想定されています。人口密集地で大きな揺れが発生すれば、甚大な被害が予想されます。
次に、梅雨や台風の時期に集中豪雨が発生しやすいという気候的特性。2017年の九州北部豪雨では、朝倉市で37名が犠牲になりました。山間部では、急峻な地形により土砂災害のリスクが高い地域です。
さらに、筑後川・遠賀川という大河川の存在。九州最大の河川である筑後川は、豪雨時に氾濫し、広範囲で浸水被害が発生する可能性があります。
最後に、玄界灘に面した地理的特性。福岡市、北九州市など沿岸部では、台風接近時に高潮や高波による浸水被害が発生する可能性があります。
この4つの要素が重なり、福岡県は「地震・豪雨・土砂災害・高潮」の複合リスクを抱える地域なのです。
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災害から命を守るには、正確な情報を素早く入手することが不可欠です。以下の公式サービスを確認してください。
福岡県防災ホームページ では、避難情報、避難所の開設状況、気象警報、各市町村のハザードマップなどを提供しています。地震や豪雨に関する情報や、災害発生時の行動指針も掲載されています。
福岡県防災メール・まもるくん は、福岡県の防災情報メール配信サービスです。地震情報、気象警報、避難情報などをメールで受信できます。登録は無料です。
各市町村のハザードマップ も必ず確認してください。「福岡市 ハザードマップ」「朝倉市 ハザードマップ」などで検索すれば、詳細な洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域、避難場所を確認できます。
わがまちハザードマップ(国土交通省) は、住所を入力するだけで、洪水、土砂のリスクを確認できる全国統一システムです。福岡県のすべての市町村に対応しています。
🧭 お住まいの地域のハザードマップをチェック
「わがまちハザードマップ」では、全国の市区町村の洪水・津波・土砂災害などの
ハザードマップをまとめて確認できます。まずは自分の地域を検索してみましょう。
※都道府県 → 市区町村を選択して、最新のハザードマップを確認できます。
これらを日頃から確認し、家族全員がアクセスできるようにしておきましょう。
過去25年の主要災害|教訓を未来に活かす
2017年 九州北部豪雨|37名犠牲
2017年7月5日、九州北部豪雨。福岡県朝倉市を中心に、記録的な豪雨が発生しました。時間雨量は100mmを超え、山間部では土砂災害が多発しました。朝倉市や東峰村では、多くの住宅が土砂に飲み込まれ、道路が寸断され、集落が孤立しました。37名が犠牲になりました。
この豪雨は、「土砂災害の恐怖」と「早期避難の重要性」を県民に再認識させました。山間部にお住まいの方は、大雨が続いた時、山の様子を注意深く観察してください。自治体の避難情報を待たずに、明るいうちに避難することが重要です。
2005年 福岡県西方沖地震|震度6弱
2005年3月20日、福岡県西方沖地震。マグニチュード7.0の地震が福岡市の北西沖で発生しました。福岡市や前原市(現・糸島市)で震度6弱を観測し、多くの建物が損壊しました。1名が犠牲になり、多数の負傷者が出ました。
この地震は、「福岡も地震のリスクがある」という認識を県民に広めました。警固断層帯が動けば、最大震度7の揺れが想定されています。家具の固定、耐震診断、非常持ち出し袋の準備。2005年の教訓を、今日の備えに活かしてください。
今日からできる備え|命を守る3つのアクション
1. ハザードマップで自宅の危険度を確認する(5分)
「わがまちハザードマップ」または「お住まいの市町村名 ハザードマップ」で検索してください。洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域。この2つを確認してください。
自宅が筑後川・遠賀川の近くにある場合は、浸水想定深を確認してください。山間部にお住まいの場合は、土砂災害警戒区域を確認してください。避難場所と避難ルートを確認してください。
2. 避難場所までの時間を測る(30分)
実際に歩いて避難場所まで行ってください。スマホで時間を計測し、実際のルートを確認します。夜間、雨天時も想定してください。高齢者や子供のペースで歩いた場合、何分かかりますか?
土砂災害の場合は、時間との勝負です。大雨が続いた時、明るいうちに避難を開始する必要があります。複数のルートを確保しておきましょう。
3. 家族で避難ルールを決める(10分)
「地震が来たらどこに集合するか」「大雨で土砂災害の危険がある時はどうするか」「大雨で川が氾濫しそうな時はどうするか」。具体的な場所と行動を決めてください。連絡手段も確認しましょう。災害伝言ダイヤル171の使い方を、家族全員が知っていますか?
非常持ち出し袋は玄関に置いていますか?中身は確認しましたか?家具は固定していますか?7日分以上の備蓄はありますか?できることから始めてください。
まとめ|福岡県民が今すぐやるべきこと
福岡県は、地震、豪雨、土砂災害、高潮の複合リスクを抱える地域です。2017年の九州北部豪雨では、朝倉市で37名が犠牲になりました。2005年の福岡県西方沖地震では、多くの建物が損壊しました。
これらは、決して過去の話ではありません。次の災害は、明日かもしれません。
警固断層帯が動けば、最大震度7の揺れが想定されています。人口密集地で大きな揺れが発生すれば、甚大な被害が予想されます。筑後川・遠賀川は、豪雨時に氾濫し、広範囲で浸水被害が発生する可能性があります。山間部では、豪雨時に土砂災害が発生しやすい地形です。
最低限の備蓄量:
- 水:7日分以上
- 食料:7日分以上
- 医薬品:普段より多めのストック
今週やること:
- ハザードマップで自宅のリスクを確認
- 非常持ち出し袋の確認
- 家族で避難ルールを確認
- 7日分以上の備蓄を確認
- 家具の固定
備えに関する具体的なリストと、家族構成別の必要量については、以下の記事で詳しく解説しています。
各都道府県記事は地域特有のリスク解説ですが、まずは「最低限そろえるべき防災用品」を一覧で押さえておくと迷いません。
▶ 7日間生き延びる防災グッズ12選を見る※初心者向け|チェックしながら準備できます
よくある質問(FAQ)
Q1. 福岡県で最も危険な災害は?
地域によって異なります。福岡市など警固断層帯周辺では地震(最大震度7)、朝倉市など山間部では豪雨・土砂災害、筑後川流域では河川氾濫、沿岸部では高潮が代表的なリスクです。
Q2. 警固断層帯が動いた場合、どのくらいの揺れが想定されますか?
福岡市、春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川市、糸島市など警固断層帯周辺では、最大震度7の揺れが想定されています。人口密集地で大きな揺れが発生すれば、甚大な被害が予想されます。
Q3. 九州北部豪雨のような土砂災害から身を守るには?
崖の近く、沢沿い、急傾斜地にお住まいの方は、大雨が続いた時、山の様子を注意深く観察してください。小石が落ちてくる、水が濁る、地鳴りがする。これらは土砂災害の前兆です。自治体の避難情報を待たずに、明るいうちに避難してください。
Q4. 筑後川や遠賀川沿いに住んでいます。洪水・氾濫発生時、まず何を確認すべき?
自治体からの「警戒レベル情報」をチェックしてください。高齢者など避難に時間がかかる人はレベル3、全員避難対象はレベル4が目安です。あらかじめハザードマップで自宅が浸水想定区域か確認し、該当する場合は事前に避難ルートと持ち出し品を準備してください。
Q5. 福岡県西方沖地震の教訓は現在どう生かされていますか?
耐震化の推進、防災教育、地震ハザードマップの作成などに生かされています。2005年の地震から、「福岡も地震のリスクがある」という認識が広まり、家具の固定や耐震診断を受ける家庭が増えました。
Q6. 台風接近時の高潮対策は?
気象庁の高潮警報に注意し、早めに避難してください。満潮の時刻と台風の接近が重なると、特に危険です。沿岸部にお住まいの方は、ハザードマップで高潮浸水想定区域を確認し、避難場所と避難ルートを確認しておいてください。に防水・停電・避難生活用品を揃えましょう。
福岡県の災害・防災について、情報やご意見をお聞かせください。サイト自体も、さらに充実したものにいたします。


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