桜島は、今も噴火を続けています。2023年には年間で200回以上の噴火を観測し、降灰が鹿児島市、霧島市など広範囲に及びました。「また降灰か」。鹿児島県民にとって、火山灰は日常の一部です。しかし、大規模噴火が発生すれば、その被害は日常を遥かに超えます。
1914年1月12日、大正大噴火。桜島が大規模な噴火を起こし、大量の溶岩が流出しました。この噴火により、桜島と大隅半島が陸続きになりました。58名が犠牲になりました。火砕流と溶岩流が集落を飲み込み、多くの住民が避難を余儀なくされました。
あれから100年以上が経過しましたが、桜島は今も活発な火山活動を続けています。気象庁は、桜島の噴火警戒レベルを常に監視しており、レベルが上がれば、鹿児島市、垂水市など周辺地域で避難が必要になる可能性があります。
そして、台風と豪雨のリスク。鹿児島県は、台風の通り道に位置し、毎年複数の台風が接近・上陸します。2020年7月の豪雨では、球磨川の支流が氾濫し、鹿児島県でも浸水被害が発生しました。2019年の台風では、奄美大島で停電・断水が発生し、離島が孤立しました。
さらに、南海トラフ巨大地震と日向灘地震のリスク。鹿児島県では、最大震度6強の揺れが想定されています。鹿児島市、薩摩川内市など沿岸部では、最大5-10mの津波が想定されています。津波の到達時間は、地震発生から数分から数十分程度と予測されています。
加えて、離島の孤立リスク。奄美大島、種子島、屋久島など多くの離島を抱える鹿児島県では、台風時に航空便・船便が止まり、物資が届くまで数日から1週間以上遅れることがあります。
本記事では、鹿児島県で過去25年に起きた災害と、あなたの住む市町村の具体的なリスクを解説します。まず、あなたの地域の危険度を把握するところから始めてみましょう。

あなたの市町村の災害リスク診断【43市町村完全チェック】
鹿児島県の災害リスクは、地形によって大きく異なります。火山周辺の降灰・火砕流、沿岸部を襲う津波・高潮、河川流域を襲う洪水、山間部で発生する土砂災害、離島特有の孤立リスク。あなたの住む市町村がどのリスクに晒されているのか、以下の表で確認してみることが重要です。
🔴 超高リスク地域(複合災害が特に重複)
| 市町村 | 地震 | 津波 | 火山 | 台風 | 豪雨 | 土砂 | 孤立 | 最大の脅威 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 鹿児島市 | 🟠 震度6強 | 🔴 最大10m津波 | 🔴 桜島 | 🔴 超警戒 | 🟠 甲突川 | 🟠 警戒 | – | 火山(桜島常時噴火)+津波+台風+降灰 |
| 霧島市 | 🟠 震度6強 | – | 🔴 霧島山 | 🔴 超警戒 | 🟠 天降川 | 🟠 警戒 | – | 火山(霧島山)+台風+河川氾濫+土砂 |
| 垂水市 | 🟠 震度6強 | 🔴 最大10m津波 | 🔴 桜島 | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | – | 火山(桜島至近)+津波+台風+降灰 |
| 薩摩川内市 | 🟠 震度6強 | 🔴 最大5m津波 | – | 🔴 超警戒 | 🟠 川内川 | 🟠 警戒 | – | 津波+台風+河川氾濫+土砂 |
🟠 高リスク地域
| 市町村 | 地震 | 津波 | 火山 | 台風 | 豪雨 | 土砂 | 孤立 | 最大の脅威 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 奄美市 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 指宿市 | 🟠 震度6強 | 🔴 最大5m津波 | 🟠 開聞岳 | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | – | 津波+火山+台風 |
| 西之表市 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 枕崎市 | 🟠 震度6強 | 🔴 最大5m津波 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | – | 津波+台風+高潮 |
| 阿久根市 | 🟠 震度6強 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | – | 津波+台風+高潮 |
| 出水市 | 🟠 震度6強 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟠 米ノ津川 | 🟠 警戒 | – | 台風+河川氾濫+津波 |
| 伊佐市 | 🟠 震度6弱 | – | – | 🟠 警戒 | 🟠 川内川 | 🔴 超警戒 | 🟠 孤立警戒 | 台風+河川氾濫+土砂+孤立 |
| 姶良市 | 🟠 震度6強 | 🟡 注意 | 🟠 桜島影響 | 🔴 超警戒 | 🟠 別府川 | 🟠 警戒 | – | 火山(降灰)+台風+河川氾濫 |
| さつま町 | 🟠 震度6弱 | – | – | 🟠 警戒 | 🟠 川内川 | 🟠 警戒 | – | 台風+河川氾濫+土砂 |
| 湧水町 | 🟠 震度6弱 | – | – | 🟠 警戒 | 🟠 川内川 | 🟠 警戒 | – | 台風+河川氾濫+土砂 |
| 大崎町 | 🟠 震度6強 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟡 注意 | – | 台風+津波 |
| 東串良町 | 🟠 震度6強 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟡 注意 | – | 台風+津波 |
| 錦江町 | 🟠 震度6強 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | – | 台風+津波+土砂 |
| 南大隅町 | 🟠 震度6強 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 🟠 孤立警戒 | 台風+津波+土砂+孤立 |
| 肝付町 | 🟠 震度6強 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | – | 台風+津波+土砂 |
| 中種子町 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟡 注意 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 南種子町 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟡 注意 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 屋久島町 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟠 豪雨警戒 | 🔴 超警戒 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+土砂+豪雨 |
| 大和村 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 宇検村 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 瀬戸内町 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 龍郷町 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 喜界町 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟡 注意 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 徳之島町 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 天城町 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 伊仙町 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 和泊町 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟡 注意 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 知名町 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟡 注意 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 与論町 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟡 注意 | 🔴 完全孤立 | 台風+孤立+津波 |
| 三島村 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | 🟠 火山あり | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 🔴 完全孤立 | 火山+台風+孤立+津波 |
| 十島村 | 🟠 震度6弱 | 🟠 津波到達 | 🔴 火山あり | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 🔴 完全孤立 | 火山+台風+孤立+津波 |
| 長島町 | 🟠 震度6強 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | 🟠 孤立警戒 | 台風+津波+孤立 |
| 日置市 | 🟠 震度6強 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | – | 台風+津波+土砂 |
| いちき串木野市 | 🟠 震度6強 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | – | 台風+津波+高潮 |
| 南さつま市 | 🟠 震度6強 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | – | 台風+津波+高潮 |
| 志布志市 | 🟠 震度6強 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | – | 台風+津波+高潮 |
| 南九州市 | 🟠 震度6強 | 🟠 津波到達 | – | 🔴 超警戒 | 🟡 注意 | 🟠 警戒 | – | 台風+津波+土砂 |
| 曽於市 | 🟠 震度6弱 | – | – | 🟠 警戒 | 🟠 大淀川 | 🟠 警戒 | – | 台風+河川氾濫+土砂 |
【凡例】 🔴:極めて高い|🟠:高い|🟡:注意が必要
【重要】 鹿児島県全域で台風のリスクがあります。桜島・霧島山周辺では火山、沿岸部では津波・高潮、離島では孤立。全市町村で最高レベルの備えが必要です。
🌋 火山リスク:桜島の常時噴火
桜島は、今も噴火を続けています。2023年には年間で200回以上の噴火を観測し、降灰が鹿児島市、霧島市、垂水市、姶良市など広範囲に及びました。
1914年1月12日、大正大噴火。桜島が大規模な噴火を起こし、大量の溶岩が流出しました。この噴火により、桜島と大隅半島が陸続きになりました。58名が犠牲になりました。火砕流と溶岩流が集落を飲み込み、多くの住民が避難を余儀なくされました。
気象庁は、桜島の噴火警戒レベルを常に監視しており、レベルが上がれば、鹿児島市、垂水市など周辺地域で避難が必要になる可能性があります。
霧島山(新燃岳、硫黄山)も活火山です。2011年、2017年、2018年に噴火し、降灰や火山ガスの被害が発生しました。霧島市、都城市(宮崎県)など周辺地域では、噴火に備えた準備が必要です。
開聞岳、薩摩硫黄島、口永良部島なども活火山です。火山噴火に備えて、防塵マスク、ゴーグル、ブルーシート、飲料水、非常食を用意しておきましょう。降灰により交通が遮断される可能性があるため、燃料は常に多めに確保しておくことが賢明です。
気象庁の噴火警戒レベルを定期的にチェックすることが大切です。レベルが上がったら、登山を控え、避難の準備を始めましょう。
🏠 地震・津波リスク:南海トラフと日向灘の脅威
南海トラフ巨大地震が発生した場合、鹿児島県では最大震度6強の揺れが想定されています。鹿児島市、薩摩川内市、枕崎市など沿岸部の市町で大きな揺れが予測されています。
鹿児島県沿岸部では、最大5-10mの津波が想定されています。鹿児島市では最大10m、薩摩川内市、枕崎市、指宿市では最大5mの津波が予測されています。
津波の到達時間は、地震発生から数分から数十分程度と予測されています。強い揺れを感じたら、沿岸部にいる方は速やかに高台へ避難することが重要です。「津波警報が出てから避難」では遅い可能性があります。
家具は固定していますか?耐震診断は受けましたか?非常持ち出し袋は玄関に置いていますか?地震への備えを進めていくことが大切です。
🌀 台風リスク:通り道に位置する脅威
鹿児島県は、台風の通り道に位置し、毎年複数の台風が接近・上陸します。特に夏から秋にかけて、強い台風が襲来する可能性が高い地域です。
2019年の台風では、奄美大島で停電・断水が発生し、離島が孤立しました。2020年の台風では、鹿児島市で停電が発生し、多くの住宅で屋根が飛ばされました。
台風接近時には、高潮や高波による浸水のリスクがあります。満潮の時刻と台風の接近が重なると、特に危険です。気象庁の高潮警報に注意し、早めに避難することを心がけましょう。
窓ガラスに飛散防止フィルムを貼っていますか?雨戸やシャッターは閉まりますか?ベランダの物は固定していますか?台風対策を確認しておきましょう。
🌧️ 豪雨・河川氾濫リスク:集中豪雨の脅威
2020年7月の豪雨では、球磨川の支流が氾濫し、鹿児島県でも浸水被害が発生しました。川内川、米ノ津川、大淀川など主要河川は、豪雨時に氾濫し、広範囲で浸水被害が発生する可能性があります。
川内川は、薩摩川内市、伊佐市、さつま町、湧水町を流れる主要河川です。豪雨時には氾濫のリスクがあります。
大雨が続いた時、川の水位が上がり始めた時、早めの避難を心がけることが大切です。警戒レベル3(高齢者等避難)が出る前に、自主避難を始めることを強く推奨します。
ハザードマップで自宅の浸水想定深を把握しておきましょう。1階が水没する可能性がありますか?避難場所と避難ルートを確認しておくことが不可欠です。
⛰️ 土砂災害リスク:山が崩れる瞬間
伊佐市、霧島市、南大隅町、屋久島町など山間部を抱える市町村では、豪雨時に土砂災害が発生しやすい地形です。土砂災害警戒区域に指定されている場所も多数あります。
崖の近く、沢沿い、急傾斜地にお住まいの方は、大雨が続いた時、山の様子を注意深く観察することが大切です。小石が落ちてくる、水が濁る、地鳴りがする。これらは土砂災害の前兆です。自治体の避難情報を待たずに、明るいうちに避難することを強くお勧めします。
💡 土砂災害ハザードマップは「わがまちハザードマップ」で確認できます。
🏝️ 離島の孤立リスク:物流ストップの現実
鹿児島県には多くの離島があります。奄美大島、種子島、屋久島、徳之島、沖永良部島、与論島、三島村、十島村。これらの離島では、台風時に航空便・船便が止まり、物資が届くまで数日から1週間以上遅れることがあります。
特に不足するものは、水、食料、医薬品、生鮮食品、燃料です。離島住民の方は、本土以上に備蓄を多めに準備する必要があります。最低7日分、可能なら10日分以上を目安にしてください。
持病の薬、常備薬は特に重要です。本土から届くまで時間がかかるため、普段より多めのストックを心がけてください。乳児用品(ミルク、おむつ)や生理用品など、代わりがききにくいものも同様です。
離島では、「物流ストップ」が前提です。日頃から、「もし明日から1週間、船も飛行機も来なかったら」という想定で備蓄を見直していってください。
鹿児島県の災害特性|なぜリスクが高いのか?
鹿児島県が複合的な災害リスクを抱える理由は、6つの要因が重なっているからです。
まず、桜島という常時噴火する活火山の存在。鹿児島市のすぐ近くに位置し、降灰は日常的です。大規模噴火が発生すれば、火砕流や溶岩流のリスクがあります。
次に、台風の通り道という地理的特性。毎年複数の台風が接近・上陸し、高潮、高波、豪雨、停電のリスクがあります。
さらに、南海トラフ巨大地震による津波のリスク。沿岸部では、最大5-10mの津波が想定されています。
そして、多数の活火山の存在。桜島、霧島山、開聞岳、薩摩硫黄島、口永良部島など複数の活火山があり、噴火のリスクが常にあります。
加えて、多数の離島という地理的特性。台風時に航空便・船便が止まり、物資が届くまで数日から1週間以上遅れることがあります。
最後に、豪雨と土砂災害のリスク。台風や梅雨前線により集中豪雨が発生しやすく、山間部では土砂災害が発生しやすい地形です。
この6つの要素が重なり、鹿児島県は「火山・台風・地震・津波・豪雨・土砂災害・離島孤立」の複合リスクを抱える地域なのです。
📱 公式情報を今すぐ確認しよう
災害から命を守るには、正確な情報を素早く入手することが不可欠です。以下の公式サービスを活用してみることが大切です。
鹿児島県防災Web では、避難情報、避難所の開設状況、気象警報、各市町村のハザードマップなどを提供しています。地震や豪雨、津波、火山、台風に関する情報や、災害発生時の行動指針も掲載されています。
また鹿児島県では、県が配信する緊急速報メールの配信 を、各携帯電話会社と連携して行なっています。
各市町村のハザードマップ も必ず確認しておきましょう。「鹿児島市 ハザードマップ」「霧島市 ハザードマップ」などで検索すれば、詳細な津波浸水想定区域や洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域、火山災害想定区域、避難場所を確認できます。
わがまちハザードマップ(国土交通省) は、住所を入力するだけで、津波、洪水、土砂のリスクを確認できる全国統一システムです。鹿児島県のすべての市町村に対応しています。
気象庁 火山情報 では、桜島、霧島山、開聞岳などの最新の火山活動状況を確認できます。噴火警戒レベルや降灰予報も提供されています。
これらを日頃から確認し、家族全員がアクセスできるようにしておくことが重要です。
🧭 お住まいの地域のハザードマップをチェック
「わがまちハザードマップ」では、全国の市区町村の洪水・津波・土砂災害などの
ハザードマップをまとめて確認できます。まずは自分の地域を検索してみましょう。
※都道府県 → 市区町村を選択して、最新のハザードマップを確認できます。
過去25年の主要災害|教訓を未来に活かす
桜島の常時噴火|降灰は日常
桜島は、今も噴火を続けています。2023年には年間で200回以上の噴火を観測し、降灰が鹿児島市、霧島市、垂水市、姶良市など広範囲に及びました。
「また降灰か」。鹿児島県民にとって、火山灰は日常の一部です。しかし、大規模噴火が発生すれば、その被害は日常を遥かに超えます。1914年の大正大噴火では、58名が犠牲になりました。
気象庁の噴火警戒レベルを定期的にチェックすることが大切です。レベルが上がったら、登山を控え、避難の準備を始めましょう。
2020年 豪雨災害|河川氾濫
2020年7月の豪雨では、球磨川の支流が氾濫し、鹿児島県でも浸水被害が発生しました。この豪雨は、「河川氾濫の恐怖」と「早期避難の重要性」を県民に再認識させました。
川内川など主要河川は、今も氾濫のリスクを抱えています。豪雨時には、川の水位が急上昇します。警戒レベル3(高齢者等避難)が出る前に、自主避難を始めることを強く推奨します。
今日からできる備え|命を守る3つのアクション
1. ハザードマップで自宅の危険度を確認する(5分)
「わがまちハザードマップ」または「お住まいの市町村名 ハザードマップ」で検索してみましょう。津波浸水想定区域、洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域、火山災害想定区域。この4つを確認することが重要です。
自宅が沿岸部にある場合は、津波浸水想定区域を確認してください。桜島・霧島山周辺にお住まいの場合は、火山災害想定区域を確認しましょう。避難場所と避難ルートを確認しておくことが不可欠です。
2. 避難場所までの時間を測る(30分)
実際に歩いて避難場所まで行ってみてください。スマホで時間を計測し、実際のルートを確認します。夜間、雨天時も想定してみましょう。高齢者や子供のペースで歩いた場合、何分かかりますか?
津波の場合は、時間との勝負です。地震発生から数分から数十分で避難を開始する必要があります。複数のルートを確保しておくことが求められます。
3. 家族で避難ルールを決める(10分)
「地震が来たらどこに集合するか」「津波警報が出たらどうするか」「桜島の噴火警戒レベルが上がったらどうするか」「台風が接近したらどうするか」「大雨で川が氾濫しそうな時はどうするか」。具体的な場所と行動を決めておきましょう。連絡手段も確認していきましょう。災害伝言ダイヤル171の使い方を、家族全員が知っていますか?
非常持ち出し袋は玄関に置いていますか?中身は確認しましたか?家具は固定していますか?7日分以上の備蓄はありますか(離島は10日分以上)?火山噴火に備えて防塵マスクとゴーグルは準備していますか?台風対策は万全ですか?できることから始めていきましょう。
まとめ|鹿児島県民が今すぐやるべきこと
鹿児島県は、火山、台風、地震、津波、豪雨、土砂災害、離島孤立の複合リスクを抱える地域です。桜島は今も噴火を続けており、降灰は日常です。2020年の豪雨では、河川氾濫が発生しました。
これらは、決して過去の話ではありません。次の災害は、明日かもしれません。
桜島が大規模噴火を起こせば、火砕流や溶岩流のリスクがあります。南海トラフ巨大地震が発生すれば、県全域で震度6強の揺れが想定されています。沿岸部では、最大5-10mの津波が想定されています。台風は、毎年複数が接近・上陸し、高潮、高波、豪雨、停電のリスクがあります。離島では、台風時に物流がストップし、数日から1週間以上孤立する可能性があります。
最低限の備蓄量:
- 水:7日分以上(離島は10日分以上)
- 食料:7日分以上(離島は10日分以上)
- 医薬品:普段より多めのストック
- 火山対策:防塵マスク、ゴーグル、ブルーシート
今週やること:
- ハザードマップで自宅のリスクを確認
- 津波避難場所と避難ルートを確認
- 非常持ち出し袋の確認
- 家族で避難ルールを確認
- 7日分以上の備蓄を確認(離島は10日分以上)
- 家具の固定
- 火山噴火に備えて防塵マスクとゴーグルを準備
- 台風対策(窓ガラス飛散防止フィルム、雨戸確認、ベランダ固定)
- 離島の方は物資の多めの備蓄
備えに関する具体的なリストと、家族構成別の必要量については、以下の記事で詳しく解説しています。
📦 防災の全体像をまとめて確認したい方へ
各都道府県記事では地域特有のリスクを解説していますが、 まずは「最低限そろえるべき防災用品」を一覧で把握しておくことも重要です。
▶ 防災グッズ12点チェックリストを見る活火山と台風の県、鹿児島。その特性を理解し、備えを進めていってください。それが、あなたと大切な人の命を守る第一歩です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 鹿児島県で最も危険な災害は?
地域によって異なります。鹿児島市・垂水市など桜島周辺では火山噴火、沿岸部では津波・高潮、霧島市では霧島山噴火、離島では台風による孤立、山間部では土砂災害が代表的なリスクです。県全域で台風のリスクがあります。
Q2. 桜島が大規模噴火した場合、どう対応すべきですか?
防塵マスク、ゴーグル、ブルーシートを用意しておきましょう。降灰により交通が遮断される可能性があるため、燃料は常に多めに確保しておくことが賢明です。気象庁の噴火警戒レベルを定期的にチェックし、レベルが上がったら行政の避難指示に従ってください。1914年の大正大噴火では、58名が犠牲になりました。
Q3. 離島に住んでいる場合は、何を追加で備えるべき?
離島は物流ストップが前提です。水・食料に加えて、常備薬、持病の薬、乳児用品、生理用品、燃料など、代わりがききにくいものを多めに備えてください。可能であれば、10日分から2週間分を意識しましょう。
Q4. 台風接近時の対策は?
窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る、雨戸やシャッターを閉める、ベランダの物を固定する、燃料を満タンにする、7日分以上の備蓄を確認する。これらを台風接近前に必ず行ってください。気象庁の高潮警報に注意し、早めに避難することを心がけましょう。
Q5. 南海トラフ巨大地震が発生した場合、鹿児島県はどのくらいの被害が想定されますか?
県全域で震度6強の揺れが想定されています。沿岸部では、最大5-10mの津波が想定されています。鹿児島市では最大10mの津波が予測されています。津波の到達時間は、地震発生から数分から数十分程度と予測されています。
Q6. 桜島の降灰は日常的ですが、大規模噴火との違いは?
日常的な降灰は、数mm程度の火山灰が降る程度ですが、大規模噴火が発生すれば、火砕流や溶岩流のリスクがあります。1914年の大正大噴火では、火砕流と溶岩流が集落を飲み込み、58名が犠牲になりました。気象庁の噴火警戒レベルが上がったら、即座に避難する準備をしてください。
鹿児島県の災害・防災について、情報やご意見をお聞かせください。サイト自体も、さらに充実したものにいたします。


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