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徳島県は南海トラフ巨大地震の想定域に含まれ、全国的にも津波被害リスクが高い地域のひとつです。さらに吉野川流域の洪水や、四国山地における土砂災害など、地理的特性に応じた複合リスクを抱えています。この記事では過去の災害事例を振り返り、地域特性に基づく災害リスクと防災の基本をわかりやすく整理。徳島県民が日常生活の中で取り組むべき対策やおすすめ防災グッズを解説します。
1. 過去の災害事例
1946年 南海地震
1946年12月21日、M8.0の南海地震が発生し、徳島県南部では津波と地震により甚大な被害が発生しました。県全体の被害は、死者・行方不明者 約202人、負傷者約665人、住家の流失413戸、全壊602戸、半壊914戸、床上浸水約3,440戸、床下浸水約1,057戸 に上ります。さらに、沿岸部の甚大な被害として、牟岐町では死者53人・全壊374戸の記録がありました
2004年 台風23号
県内各地で記録的な豪雨となり、吉野川や那賀川が増水。徳島市や阿南市では広範囲が冠水し、住宅や道路に大きな被害が出ました。
2011年 台風12号・15号
徳島県南部では土砂崩れが多発し、那賀町や美波町などで道路が寸断され、孤立集落も確認されました。さらに沿岸部では高潮による浸水被害が観測され、阿波由岐(由岐町)で約1.64m、小松島市で約1.61mの高潮が記録されました。
2. 徳島県の災害リスクと特有の傾向
- 地震・津波リスク
南海トラフ地震では最大震度7が想定され、沿岸部には最大20m級の津波が到達するとされています。特に海陽町、牟岐町、美波町などは早急な避難が生死を分けます。 - 洪水リスク
吉野川は四国最大の大河川で、徳島市を中心とした平野部で氾濫の危険性が高まります。特に市街地や低地は内水氾濫の懸念も強いです。 - 土砂災害リスク
県南部や山間部では、豪雨時に土砂崩れやがけ崩れが多発します。那賀町や三好市など山地が広がる地域では、避難情報の発令に敏感であることが求められます。
3. 災害リスクの高い地域
- 津波リスク:海陽町、牟岐町、美波町などの沿岸部
- 洪水リスク:吉野川流域(徳島市、吉野川市、阿波市)
- 土砂災害リスク:那賀町、三好市、つるぎ町など山間地域
4. 日頃の備えについて
- 津波避難の徹底
揺れを感じたらすぐに高台や津波避難タワーへ避難。揺れが収まるのを待つのではなく、即時行動が命を守ります。 - 洪水・土砂災害への備え
ハザードマップを活用し、自宅や職場がどのリスクにさらされているか確認。避難ルートを家族で共有しておきましょう。 - 情報収集手段の確保
徳島県防災情報ポータル「徳島県県土防災情報」や防災アプリ(NERV防災やYahoo!防災速報)をインストールし、災害情報をリアルタイムで確認できる環境を整えることが重要です。
5. 徳島県民におすすめの防災グッズ
- 防災ラジオ・モバイルバッテリー(停電時の情報収集に必須)
- 津波避難を想定した歩きやすい靴・ヘッドライト
- 防水バッグ・簡易トイレ(浸水時や避難生活に活用)
- 防塵マスク・ゴーグル(地震・津波・土砂災害での粉じん対策)
- 7日以上の水・食料備蓄(物流が寸断されるリスクに備える)
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6. まとめ
徳島県は南海トラフ地震と津波を最大のリスクとして抱えつつ、洪水や土砂災害も繰り返されてきた地域です。
- 南海トラフ地震では沿岸部に甚大な津波被害が想定
- 吉野川流域では洪水リスクが高い
- 山間部では土砂災害が頻発
- 日常的な防災グッズ備蓄と情報収集が命を守る
「津波は必ず来る」という前提での避難意識と、日常の小さな備えの積み重ねが、徳島県民にとって最大の防災行動です。
👉保存食は“未来の自分”へのお弁当です。
👉断水してもトイレが使える安心は、想像以上です。
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FAQ
Q1. 南海トラフ地震発生時、徳島県ではどの程度の津波が想定されていますか?
A. 海陽町や美波町などでは最大20m級の津波が想定されています。沿岸部にお住まいの方は、避難タワーや高台の場所を必ず確認しておきましょう。
Q2. 吉野川の洪水リスクはどの地域が高いですか?
A. 徳島市、吉野川市、阿波市などの平野部が浸水想定区域に含まれています。内水氾濫も発生しやすいため、堤防や排水設備の状況に注意が必要です。
Q3. 徳島県で土砂災害が多い地域はどこですか?
A. 那賀町、三好市、つるぎ町など山間部でリスクが高いとされています。特に豪雨時には避難指示の発令に従い、早めに避難することが重要です。
Q4. 徳島県民はどれくらいの備蓄が必要ですか?
A. 南海トラフ地震では物流が長期間途絶する恐れがあるため、最低7日分、できれば2週間分の食料・水を家庭に備蓄しておくことが推奨されます。
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