防災初心者必見!いざという時に命を守るための、防災準備の基本と必須アイテム10選を紹介。これらのアイテムを家庭に常備しておくことで、いざという時に備えましょう。
災害は、いつ・どこで起きるかわかりません。
地震、台風、大雨、停電…突然の事態に備えるためには、日頃から防災グッズを用意しておくことが大切です。
しかし、防災初心者にとって「何を準備すればいいの?」と悩むことも多いでしょう。今回は、防災の第一歩として、最低限備蓄しておくべき10アイテムを厳選してご紹介します。
防災準備の基本
- 3日分(可能なら7日分)を目安に「水・食料・情報源・電源」を確保
(この記事では、7日分を備蓄の基準として提示しています) - 玄関・寝室・車内など複数拠点に分散収納して取り出しやすく
(持ち出し袋を用意し、整理しておくと、いざという時にパニックにならず、安心です) - 半年〜1年ごとに中身の点検(ローリングストック)を実施
- 家族・ペット・要介護者など世帯ごとの事情に合わせてカスタマイズ
最低限備蓄しておきたい防災アイテム10選
1. 飲料水|災害時に必要な量と備蓄のコツ
人間は水がなければ数日で生命の危機に陥ります。災害時は断水や水質汚染の可能性もあり、家庭での備蓄が命を守ります。ペットボトル水の備蓄が基本になりますが、大人二人が一週間に消費する水は、水2リットル×6本×4箱(農林水産省資料による)ということなので、これを目安にして、まずは家族全員分の水を確保しましょう。
2. 非常食|調理不要で長期保存できる食料を備蓄しよう
火を使わずに食べられるものを中心に用意すると、電気やガスが止まった時に便利です。災害時は調理が困難になり、栄養失調に陥ってしまうという事態にも繋がってしまいます。
農林水産省が提示している、大人二人あたりの一週間の食料は以下の通りになります。
・米4kg.(アルファ米でストックしておくと、どんな時でも使えます)
・乾麺(うどん、そば、パスタなど4袋)※カップ麺を用意しておくと、火を使わなくても食べられます
・レトルト食品(カレー、牛丼、パスタソースなど24個)
・缶詰(18缶)
・日持ちする野菜(玉ねぎ、じゃがいもなど)
・梅干し、のり、わかめなど
・調味料(醤油、砂糖、塩など)
こちらを参考にしながら、家族の人数分を備蓄しておくと安心です。賞味期限を確認し、ローリングストック法で入れ替える習慣をつけましょう。
3. 懐中電灯・ランタン|停電時に必須の光源
停電時は光が命綱。家庭内の防災にもつながるアイテムです。電池式や手回し式、充電式など、複数の方法で使えるものを選びましょう。昔は各家庭でキャンドルを用意していたという話もありますが、地震の場合は、余震のリスクもあり、あまりお勧めはできません。キャンドルよりも安全性が高い懐中電灯やランタンを、家族全員が1つずつ持っていると安心です。定期的に電気残量の確認、場合によっては電池交換や充電をする習慣をつけていくと安心です。
4. モバイルバッテリー|通信手段を維持する電源
今やスマホは情報収集や安否確認の要。通信障害がない限り、停電時にも活躍してくれます。大容量タイプのモバイルバッテリー(10,000mAh以上)を備えておくと、停電が長引いても安心です。ソーラー充電対応タイプならさらに心強いです。
5. 救急セット|応急処置で命を守るために
絆創膏、消毒液、包帯、常備薬などをまとめておきましょう。
災害時は病院が混雑・閉鎖する可能性があり、軽傷は自分で応急処置できるように備えることが大切です。
6. 防寒・雨具|冬場の災害に備えて。避難生活で体温を守る必須装備
毛布やアルミブランケット、レインコートなどは体温低下を防ぎます。
特に冬場の停電や避難所生活では必須です。
7. 衛生用品|災害時の感染症対策と快適さを保つために
災害時はトイレや入浴が不自由になります。携帯トイレ、ウェットティッシュ、マスク、生理用品などを揃えておきましょう。感染症対策にもつながります。
8. 多機能ラジオ|停電時の情報収集と安全確保
停電や通信障害が起きた時でも、ラジオは重要な情報源になります。手回し充電・ライト機能付きのモデルなら、一台で複数の役割を果たします。筆者も北海道で地震に遭遇しました(2018年9月の胆振東部地震)。その際、全道的にブラックアウト(停電)が起きてしまい、その際にラジオの情報に救われたという声はとても多いです。可能であればスマホ充電機能付きがあれば便利です。
9. 軍手・作業用手袋|災害時の避難・片付けでケガを防ぐ
避難や片付け時にケガを防ぎます。厚手で滑り止め付きのものがおすすめです。
10. 現金(千円札・小銭)|停電時も使える決済手段
キャッシュレス決済が使えない場合に備えて、千円札や小銭を準備しておきましょう。自販機や公衆電話にも役立ちます。十円玉を非常用に持っておくのは必須です。2011年の東日本大震災では、通信障害がいたるところで起こり、家族の安否確認には公衆電話が活躍したという声が多くありました。
+α ホイッスル|救助を呼ぶための必携アイテム
閉じ込められた時の救助呼び出し用に使います。息を吹き込むだけで声が出るので、万が一、閉じ込められるような事態になっても救助の方にも気づいてもらいやすくなります。
家庭でも見直してみよう。防災グッズチェックリスト
さて、あなたのご家庭ではこれらの防災グッズはしっかり用意されていますか?今一度チェックしてみましょう
最低限そろえておくべき防災アイテム10選は以下の通りです。
- 飲料水(1日3L×3日分)
- 非常食(調理不要)
- 懐中電灯・ランタン
- モバイルバッテリー
- 救急セット
- 防寒・雨具
- 衛生用品
- 多機能ラジオ
- 軍手・作業用手袋
- 現金(小銭含む)
- ホイッスル
まとめ|防災準備は今日から始めよう
最低限そろえておくべき防災アイテム、適切に備蓄されていますか?
防災準備は「やろうと思っていても、後回しになりやすい」ものです。今日から少しずつでも揃えていけば、いざというときの安心感が違います。まずは一つでもいいので、手元に防災グッズを増やしていきましょう。
それぞれのアイテムについて、詳しくはこちらへ
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